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プレゼントの中身……



 コップ



 えっ?

 コップはお互い嬉しいが、柄・大きさ・色まで一緒ではないか。

 なんで?

 流石に全部一緒はなぁ……

 お互い言葉が出ない。

 でもまぁ、お揃いってことでいいのかもしれない。

 「お揃いだったな。まあ、それはそれで嬉しいんだが……」

 赤井さんと思うことが一緒……なんか嫌だなぁ

 そんなことを考えていると、赤井さんはバルコニーを出て、部屋に戻ってしまった。




 それから5時間くらいが過ぎ、パーティーは終わった。

 赤井さんはというと、酔いつぶれた友人たちを家まで送り介しに行っていた。

 赤井さんはああいうパーティーみたいなときはお酒は飲まない。

 その代わり、片付けまですべて終わったあとにたくさん飲む。

 夜中2時を回った頃、私と赤井さんは、お酒を飲みながら話をしていた。

 私は昔からお酒には強く、赤井さんもそれなりだ。

 西鉄はと言うと、ものすごく弱い。

 だからいつも、一番最初に酔いつぶれる。

 そんな西鉄を見るのが密かな楽しみであったりする。

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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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