爆弾が9個 ページ11
ゾムside
zm「あれ？？あいつ出て来ぉへんな。」
洞窟の中を見ながら、彼は呟いた。
zm「確かこん中落ちたと思ったけど…」
洞窟の中に降りて、彼の名を呼ぶ。
zm「おーい。シャオローン。」
その時、後ろで小石がぶつかるような音がした。
zm「おっ！！そこか！？」
見た先には…
zm「……」
石で掘られた様な文字。
ゾムさんコワイです！！
もう近寄らないでください＞＜
シャオ
と、書かれていた。
zm「………そっか。」
彼はうつむき、爆弾を持つ手の力を抜いた。
zm「(なんや。やっと骨のある遊び相手がもう一人…)」
彼は、一人の少女を思う。
zm「(見つかったと、思ったのに、な………)」
彼は昔のことを思い出しながら呟いた。上からの影に気づかずに。
zm「つまんねーの…」
上から、衝撃が来る。
zm「！！？え"っ…」
驚いて上を見ると…
zm「シャオロン！？」
sha「おう何ボーッとしてんだゾム。」
挑発的な顔をして、人差し指を「こいよ」とでも言う風に折り曲げる。
sha「あの程度の爆発で勝ったつもりか？もっと火力上げてこいやオラ。」
煽り上手な狂犬を、脅威は驚いたように見上げ、
zm「………おう！！」
と、子供のように返事をした。
zm「そーこなくっちゃな！！任せとけってオレのとっておきの爆弾、お見舞いして…」
そこまで言って、彼は気づく。
zm「おみまい…」
シャオロンは彼を離れないぞと言う風に強い力で締め上げ、両手を角、両足を首に巻き付けた。
zm「(……あっ！これオレも死ぬわ！！)」
時すでに遅し。無慈悲にも、爆弾は凄い火力で爆発した。
sha「…ハッハア！！手前の爆弾に吹っ飛ばされるとか、滑稽やなァ！！」
まだ彼は煽る。吹き飛ばされ、ゾムは倒れた。
zm「…あー。油断したわクソ。道連れ上等とか無茶苦茶やろ…」
だが彼は笑みを浮かべる。
zm「…おもしれーな。お前…」
めっっっっっちゃ
魅せるやん…！！
.
sha「雑魚乙！！」
Noside
洞窟が崩れ、二人の悪魔が姿を現す。
sha「……う…あーででで…」
赤いニット帽の彼は、顔だけ上げて、呟いた。
sha「へへ…やっと一発かましたったわ…俺もボロボロやけど…」
彼は少し、笑みを浮かべた。
sha「これでアイツも大人しくなったし、ようやく試験に集中…」
後ろから現れた、第二のトラップ。
sha「………ん？」
.
一難去って…また一難。
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豆(プロフ) - めっっちゃ今更ながら初コメ失礼します)) めっちゃ面白いし、好みなんですけど！紫音さん天才ですかぁ！ (2021年9月13日 21時) (
レス) id: 93794ffb29 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 神崎さん» ヒドイン…なんかな…？(何も考えずに作ってた人) (2020年10月3日 20時) (レス) id: fc5d3002c4 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - レン元瑠偉さん» ご指摘ありがとうございます…！！返信遅くて申し訳ない！！！全部早急に直してきます！！！！！ (2020年10月3日 20時) (レス) id: fc5d3002c4 (このIDを非表示/違反報告)
レン元瑠偉 - パトラではなく、バトラです！僕もパトラっていってました。。。 (2020年8月24日 13時) (レス) id: fa92f30345 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - ヒドイン？ (2020年7月8日 17時) (レス) id: b43c92a71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年3月1日 9時
