Seven Lens 2 【BTS】 (ページ22)

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68 『カコ2』ページ22

(実際とは設定が異なります)

私がベクと初めて会ったのは日本の大学だった

私の大学では交換留学生制度があり、それで韓国から来たのがベクやミナムオンニ含めた韓国大学生だった

私は韓国に行きたかったのだが、私の家で留学生を受け入れることになり行けなくなってしまった(まあ成績が足りなかったこともあるんだけどね)

その時に私の家に来たのがミナムオンニとベクだった

1つの家庭に1人ずつのはずだったがある程度裕福なこともあり2人受け入れることになった

2人は私よりも2つ年上なのに、すぐに仲良くなれた

日本語を教えたり、韓国語を教えてもらったり、お互いの国の文化なども教えあった

国同士では近いのに知らない事がたくさんあった

それから3人でたくさん写真旅に出かけた

BK『俺、Aが撮った写真好きだよ』

そんな言葉を恥ずかしがらずに言ってくれたのはこの2人が初めてだった

そして私は自然とベクに惹かれていった

そしてベクも私のことが好きたったんだと思う

自意識過剰なのかもしれないけど、その時は何故か自信を持ってそう言えた

オンニにも協力してもらってた

今思えば、恋愛の全盛期はその頃かもしれない

そして出会ってから3ヶ月ほどでベクと付き合い始めた

最初の方は良かったんだ

最初だけは...

付き合ってから半年が経った時

大学では私たちが付き合ってる事を知ってる人もたくさんいたが、そのせいで恨みを持たれることも少なくなかった

日本人からしたら韓国人はイケメンっていうレッテルがある程度植え付けられている

そしてベクはもちろんイケメンだった

最初の方はみんな祝福してくれた

そんなおおっぴらにした訳ではないが、ベクがあちこちに話してしまいあっという間に私たちが付き合ってることが広まった

私の大学での地位は、ただの目立たないカメラが好きな女ってだけだった

特別可愛いわけでもない
(目は前髪で隠れてほぼ毎日マスク)

人と比べて特別できるものがあるわけでもない

そりゃあ学校のアイドルの彼女なったら敵対視されるのは当たり前だ

初めはまだ良かった

すれ違う度に

『不釣り合い』

『月とスッポン』

『別れろ』

『前髪おばけ』←これは元から言われてたかもw

私が言われるだけならまだ良いけど

これがエスカレートしていき、今度はオンニの方に手が回るようになっていった