第十三訓 【昔話2】 ページ14
その日、銀時達が寺子屋に帰ったのは日が沈みかけた頃だった。
銀時「先生!」
未だに目覚めない化け狐の少女を玄関先にそっと横にし、中にいるだろう師を呼んだ。
?「どうしたのです銀時.......その子は.....」
奥から出てきた銀時達の師、吉田松陽は異質な少女を見て首を傾げた。
桂「森で遊んでいたら見つけました。怪我してるんです」
松陽「そうでしたか。すぐに手当てするので私の部屋に行きましょう」
慌てる銀時達をなだめ、松陽はAを抱き抱え、奥の部屋へと歩を進めた。
銀時「先生、大丈夫なんですか?」
松陽「この子ですか?大丈夫ですよ。軽い擦り傷と痣はありますが、眠っているだけのようですから」
言いながら襖(ふすま)を開き、布団に寝かせた。
松陽「銀時、すみませんが包帯を取ってきてくれますか?あそこの箱にありますから」
銀時「は、はいぃ!」
テキパキと動く松陽に銀時は慌てて救急箱の蓋(ふた)を開け、包帯を取り出した。
そんな様子を部屋の外からじっと見つめる高杉と桂は少し心配そうだ。
松陽「心配なら貴方達もこの子の側にいてあげて下さい」
松陽は包帯を巻きながら部屋の外に座る高杉と桂に向けて言った。
高杉「でもソイツ人間じゃねぇし.....」
桂「危険です先生」
渋る二人に銀時は目を細めた。
銀時「確かにコイツは人間じゃねぇけど、でも悪い奴じゃないと思う」
照れ臭いのか、そう言った後の銀時の頬は少し染まっていた。
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三上 奏(プロフ) - ぴーちさん» ぃよっしゃァァァァァァ!!!!ありがとうございますッッ!!!! (2013年3月13日 18時) (レス) id: 5986cc3531 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - 三上 奏さん» ありがとうございます!こんな作品で良ければいつでも読んでください\(^^)/ (2013年3月13日 18時) (携帯から) (レス) id: 7206f09a0f (このIDを非表示/違反報告)
三上 奏(プロフ) - これ凄く面白いです。ありがとうございます。これからも読んでいいですか? (2013年3月13日 18時) (レス) id: 5986cc3531 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - RIN@love二次元さん» 面白いなんて嬉しいッス!ありがとうございます! (2013年3月12日 8時) (携帯から) (レス) id: 7206f09a0f (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - miyuさん» 高杉出したので神威くんも…かもしれません\(^^)/ (2013年3月12日 8時) (携帯から) (レス) id: 7206f09a0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーち@夜兎← | 作成日時:2013年3月8日 22時