57 <瑠河> ページ14
落ちていく。風が吹き上げてくる。
狐丗は宙に飛ばされてきた割と太い木の枝を一瞬で掴むとそれを斧のような武器へと変化させた。
【そんなものでこのおいらを倒せると思っとるにょら?】
「さぁどうだろうね?侮らないほうがいいよ?油断していれば痛い目に遭うのは確かだからっ!」
悪魔はその様子に驚き目を見開く。
「たぁぁぁぁぁぁ!!!」
悪魔へと斧を振り上げる。しかしそれは悪魔の身体をすり抜けてしまっていた。
狐丗はその様子に目を瞬かせた。その目の前の悪魔はニタァと嫌な笑顔になる。
ほらみろ、
と悪魔は下へと少しづつ落ちていく狐丗へと嘲笑ってみせた。
あとは、雲雷雨電煙霧に任せればいい、そう思っていたその時、
『ちょっと〜、ボクのこと忘れないで欲しいな〜』
後ろから声がし、振り向けば、見た目狐丗とは変わらぬ年頃の中性的な出で立ちの子供が宙で胡座をかき頬杖をつき、余裕そうな笑みを浮かべていた。完全に喧嘩を売っている。
悪魔が気づいてくれたことを確認するとスっと胡座を崩し足を伸ばす。
『残っ念でした〜っ少しボクの相棒から、力を借りてここまでこさせてもらったよ。分身も狐丗のところに向かわせた。あとは狐丗が雲雷雨電煙霧の本体を正気に戻してしまえば問題は解決。お兄さんはまぁボクと遊んでいようよ。ボクは和抄、よろしくねっ悪魔のお兄さん』
* * * *少し前* * * *
何かの壁があることに気づいた和抄はすぐに昴のところへ向かった。
『昴!大変だよ!狐丗が目の奥に行っちゃった・・・!ボクは結界があって入れなかったんだ』
「・・・そうか。アイツ、狐丗が黒星の子だってのを・・・」
『アイツ・・・?』
昴は弱々しく独り言をポツリと漏らした。
そして顔を上げて疲れていながらも強い眼で和抄を見る。
「ワサ。とりあえず落ち着け。俺が見たことをお前に伝える。あとその結界はお前の妖力だけでも足りないかもしれねぇ。だから、俺の妖力を分けてやる、それで結界を突破してくれ。それで悪魔の足止めしろ。俺の見たこと、あと作戦を狐丗にも伝えて欲しい。」
○.○
お久しぶりです!半年以上もこの原作者瑠河が止めていましたよ、はい←読んでくださっている人、ちょっと殴ってもいいのよ←あ、ドМではありませんよ?部活や体調不良に病んだりと忙しかった一年でした・・・。
狐丗の続きの戦いは二人に任せましょうw←次は頼んだ、岩埼
では皆さん、良いお年を!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
1人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠河 - 卯月ユウさん» い、今、気づいた…!ありがとうございます!二人に迷惑かけないよう三人で頑張ります! (2013年10月21日 5時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
水憐 - 卯月ユウさん» ありがとうございます!三人で完結まで突っ走って行きます! (2013年9月14日 11時) (レス) id: 642eeef69d (このIDを非表示/違反報告)
胡麻 - 卯月ユウさん» 有難うございます!三人で頑張ります! (2013年9月3日 19時) (レス) id: 68aa594dab (このIDを非表示/違反報告)
卯月ユウ(プロフ) - 今日初めて見たのですが続編おめでとうございます!とても面白いですっ!更新楽しみに待っています!これからも頑張ってください (2013年8月30日 18時) (レス) id: 52f94a8716 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ