36 <瑠河> ページ36
飛「つまり、強いモンデスーンでも、精神とかが弱っているととり憑かれちゃうってこと?」
瀬「そういうことっ!」
和抄が4人がいる場所へ振り返って訊く。
和『そういえば、ちょっと待って…?昴、妖怪はとり憑かれると消えてしまうんだよね?モンデスーンは精神的に弱っているよ?消えたりしないの?』
昴「あいつのもともとの妖力は強いからな。実体もないし、消えることはない」
狐丗は、そう答えた昴の前に歩み寄った。
少し思い詰めた表情で。
狐「ねぇ、昴」
瀬が驚いて狐丗のほうを見る。
昴「何だ?」
狐「あのさ…、モンデスーンにとどめをさす役目…僕にやらせてもらえないかな」
昴は静かに狐丗を見つめ聞き返す。
昴「どういうことだ?」
狐「原因は僕にある…。だから、決着をつけたいんだ。僕だって半妖だから、妖の力をもっているし、あの中に入っても平気だよ」
真っ直ぐ見つめそう言った。
昴はその目から伝わってくるモノを知っていた。
昴「わかった。それはお前に任せる。でも、原因とか、そういうのは関係ないと思うけどな」
狐「え?」
昴「言っただろ。アイツは精神をヤられて、とり憑かれている。そのつり憑いてるやつをどうにかできたら、こっちのもんだ。だから、そんな力入れんな。話で済ますこともできるかもしれない。まだ、人間らしい心をもっているからな」
狐「え、う、うん…」
昴「いざとなったら、俺も加勢する」
そんな二人の会話を横目で見ていた瀬が、背中で隠して強く拳を作った。
それもすぐほどいて、おちゃらけた表情で二人に楽しそうに話しかけた。
瀬「んじゃあ、俺も…って絶対、お兄さん、お前無理ってか、誘導&猿魅倒すやつがいなくなるって言うから無理だよねー、うん。ま、俺強いし!とり憑いたやつがモンデスーンから出てきたら、請け負ってもいいよ」
昴「助かる」
昴がそういうと、和抄が口を開いた。
和『おっ』
飛「昴…」
久々に話しかけてきた面子に少し驚きながら振り向いた。
昴「なんだよ…」
和『大人になったねー』
昴「はっ!?」
飛「感謝の言葉言うなんて。しかも瀬に」
軽く瀬を見て
昴「べ、別に普通だろ…、今は非常事態だしな」
顔をそらしぼそりと言った。
昴(もしかしたらとり憑いたやつってのが…あいつの…)
昴が思っていた、直後
キキィィーーーーーーーー!!!
瀬「来ちゃったね」
.
.
放置すいませんでした!!次は岩埼譲です!
お待たせいたしました!!
本当にごめんなさい!!
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胡麻(プロフ) - なる (2012年9月24日 20時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - やっぱ水燐はスゲーな。あそこから繋げるとは! (2012年9月23日 14時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 今…………見て来たんだが、何なんだあれは……(^言^) (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - あ〜……作品、見てなかったわ。見てみるなー (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - そろそろ、コメント欄を消そうと思うんだけど、どう…?たぶん、蓮さん、ドイツに戻ったんじゃないかな?そんな気がするんだけど…。 (2012年9月16日 23時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
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