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俺が歌い手を始めたわけ。
それはまふまふくんだった。
初めは、顔かっけぇ、まって歌うめぇ、歌まで作れんのヤバくね?
って感じだったのだが、追っかけをしているうちにガチ勢になってしまった。
女の子ばかりの握手会は割と緊張するのだが、ある時声を掛けられた。
「歌い手さんですか?」
って。
当時の俺は一般人も一般人。
ただの男子中学生だった。
今も全然一般人なんだけど。
とにかく歌ってみたなんてやったことなかった俺に高校生くらいの女の子たちは「歌い手さんですか?」って声をかけてきたのだ。
そこで気が付いたのだ。
男歌い手の握手会に来る男性ファンってほぼ0に近いんだってこと。
そして俺って歌い手に見えるのかなって、びっくりした。
まぁ後から考えれば、女の子ファンがほとんどの男性歌い手の握手会で
男が来てるとすればその歌い手の友達か、同く歌い手をやっているか以外にほとんどないと言うのが事実だったのだが、当時の俺は俺歌い手に見えるのかな!?って喜んでしまったのである。
それから歌い手を始めた。
当時中学2年生の俺の歌は今聞けばひどい。
いやほんとにひどい。
声変わりしきってない声は正直気持ち悪いし、ハモリ間違ってるし、ミックス下手だし、話になっていない。
その時代に知り合った歳は二つ上の100マイリストくらいの歌い手さんが俺のことを大きく変えた。
「ミックスは誰かに頼んでみたら?」
そもそも当時の俺はミックスなど良く知らない。
持つ技術は音源と声を合わせることだけだ。
そして底辺歌い手同士のなれあいしかしていないのでみんなで歌うまい歌うまいって褒め合いまくっていたので俺歌うまいんじゃねと当時は思っていた。
その高校1年生の先輩歌い手さんにいろいろ話を聞くまでひどい歌を上げ続けていた。
その人の知り合いの方が始めて音源をミックスをしてくれて、すげえええ本物の歌い手見たいと思った音源も今聞けばひどいものである。
底辺歌い手時代仲の良かった友人たちと毎日無駄な通話を続けていたころ、俺のマイリストの平均は50にまで上がった。
ツイッターのタグをすれば200RTくらい。
フォロワーは982人。
あとちょっとで1000である。
時々絵をかいてもらうことも増えて、まふくん好きの絵師さんと一緒にライブに行くことも増えた。
「うわっ、ろじっくくんわかっ。歳いくつ?」
「4月から中3っす」
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ははは - うんこ! (2月17日 11時) (レス) @page41 id: d4b91f26aa (このIDを非表示/違反報告)
- えらそうな口調だなあ (2022年11月20日 12時) (レス) @page1 id: 1a5dff5938 (このIDを非表示/違反報告)
鳥 - ゆーいかがやったことは置いといて、文章力ひどくて読めたもんじゃなくて草 (2022年9月21日 17時) (レス) @page5 id: af8f7c5d27 (このIDを非表示/違反報告)
弧留(プロフ) - 中の人でも外の人でも良いけど好かれようと頑張ってるならそれで良いじゃん。人間嘘の仮面一つぐらい持ってるって。別にその人を庇うわけじゃないけど反省して自分を好きになってもらえるようまた努力してるんなら、良いと思うけどなぁ… (2022年8月17日 21時) (レス) @page41 id: ceeb257e0d (このIDを非表示/違反報告)
弧留(プロフ) - 今更言ったところで意味はないんだろうけど、ていうかその人はstpr入ってないよ、それはあくまでも赤くんと黄色くんと同じグループに居ただけでstprではない。クズ人間とか、やめた方がいいと思うけど盲目なりに待ってる?良い言葉じゃん、それを否定して馬鹿にするの? (2022年8月17日 21時) (レス) @page41 id: ceeb257e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2017年10月19日 23時