Doctors-3JSB-GENE【３】

▼ ページ48

亜嵐side







診察室のベッドで検査を受けることになったA。



内診台には抵抗があるみたい。




デリケートなことだし


出来るだけリラックスした状態で受けて欲しいからね。






涼太「少しだけバスタオル捲るよ」



「あ、やだ...っ！」



涼太「だいじょうぶ。お腹の中を見る時だけ許してね」




声を掛けながら指を入れ


もう片方の手はお腹の上から圧迫し



両方で子宮を挟み込むように


そして適確に状態を見ている。




「あっ、やだやだ痛い！」




落ち着くように呼吸を促すも


体を捩じらせ、手を伸ばしてしまうA。




涼太「ちょっと痛いかな？どんな風に痛むの？」



亜嵐「ほらA、涼太が聞いてるよ」



「‥‥なかの‥か、ちわるい」



お腹の中が気持ち悪い


と消え入りそうな声でそう言ったA。



涼太「うん、少しお腹の中が気持ち悪い感じするね。でも痛みは無いんだね。じゃぁこの検査はもう終わりにしよう」




亜嵐「やっぱり涼太に頼んでよかったね」



「ん、......さしい。」





涼太「エコー入れていくよ〜。....優しい？それは嬉しいな」



亜嵐「普段はこんな甘々じゃないね、特別だね」



涼太「もちろん特別だよ......どう、痛くない？」



「うん..だいじょうぶ」

▼→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す