Doctors-3JSB-GENE【２】

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亜嵐side







涼太がエコーをいじっている間に


さっとその場で聴診する。




亜嵐「息吸って......吐いて.....もう一回....」



いつもより時間を掛けて聴診を終えると




エコーと並行して心電図をとるため



Aの身体に電極を取り付けた。






亜嵐「今から検査始めるよ」



涼太に合図して、準備してもらう。



涼太「ごめんね、前のボタン外すよ？」



異性の、ましてや兄の前でそんな格好になるのには


抵抗があるのは当たり前だと思うんだけど...




検査の為に前開きで着てもらい


胸部を露出させた。





「ぁ....っんんーーやだぁ」



亜嵐「バスタオル掛けてるからだぁいじょうぶ。左側を下にして横向きになって」



背を向ける形で、体勢を整えた。



涼太「少しだけ部屋暗くするよ」



亜嵐「ゼリー塗るからちょっと冷たいよ、ごめんね」






「んんんっ...」




亜嵐「ちょっと変な感じするね。でも痛くないから、続けれそう？」



「んっ...できるっ」



胸に押し当てられるブローブが気持ち悪いのか


最初の方は嫌がっていたけど



少し続けていたら、もう慣れたようなもので




途中、呼気を止めたり、体勢を変えたり


色々な指示を飛ばしたけど


ちゃんと指示を聞いてくれていた。








亜嵐「ん、お疲れ様。終わったよ」



検査が終わってゼリーを除去した後


温かいタオルを手渡した。








そして後日知らせた検査結果は経過観察。





脈の乱れを自覚した時は自分から言う。



そんな条件付きで。

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