Doctors-3JSB-GENE【２】

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涼太side







亜嵐「Aどうした？怖くなっちゃった？」



Aはベッドの上で膝を抱えて座っていた。




「うぅー、できないの」



涼太「恥ずかしいかも知れないけどさ......」




酷だとは思うんだけど


バスタオルに包まってくれたらそれで良いのに....




ヤダ！


の一点張りでなかなか進みそうにないので





病院支給の寝間着を渡すと




結局は、前開きで着てもらうことになるし



一緒だと思うんだけど



これなら、って納得したのか


着替えるために俺たちを一度部屋の外へ追い出した。






亜嵐「ねぇこれスムーズにいくと思う？」



涼太「亜嵐くん次第だね」



亜嵐「えー、デリケートすぎて分かんないよ」




そう言ってうなだれてる亜嵐くんだけど



むしろAに合わせたこのペースで十分じゃないかなぁ。





涼太「A準備できた？」



コクリと縦に動いたのを確認して近づく。




亜嵐「そんなに泣きそうな顔しないの〜」



Aには仰向けに寝てころんでもらう。





涼太「ボタン外しちゃうよ？」



「やっ.....っ」



亜嵐「だぁいじょうぶ。いつもと同じ、胸の音聴くから、ね」




亜嵐君が聴診器を手にしたのを確認して



拒むように胸の前に置かれていた手を解き


上から３つほどボタンを外した。





亜嵐「胸の音聴くよ。深呼吸しようね」

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