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ページ38

直人side








直人「うーん救急に運ぼう。Aちょっと場所移動するよ」



吸入療法に対しての反応があまり良くない。





いつまでもここにいるわけにもいかず


傷の手当も行わないといけないので



場所を移動しようとAに声を掛けると




「れお....」



直人「ん?玲於がどうした?」



「ケホケホッ....玲於もいっしょ.....」



直人「玲於呼ぶか?それだと安心できる?」



うんうん、と力強く頷いたのを確認して



研修医としてこの病院のどこかにいる玲於を


臣にPHSで呼び出してもらう。



直人「いま玲於に連絡してるから、先に救急で待ってようね」





臣とはそこで別れて



足早に救急に向かうと



すでに玲於は待機していて



Aの顔をみるなり駆け寄ってきた。




「れ、お....ケホケホッ」



相変わらず、苦しそうな咳が続いている。




玲於「A...。大丈夫なの?」



不安そうな黒目がこちらを向く。




直人「中発作ではないと思うけど、吸入の反応が悪くて...。ステロイド投与しようかなって」



準備されていた救急カートを玲於に運ばせ


少し背中が立てられたベッドにAを下した。




直人「右手だけ気を付けながらAのバイタル確認お願い。俺も傍でみてるから」



ステロイド薬の指示を飛ばして


その間のバイタル確認は玲於に任せる。




玲於「A、俺がいるからもう大丈夫だよ。右手痛いだろうから左手触るよ」



Aの細い手首に指をあてがい




玲於「100超えてる...頻脈だな......」



俺に聞こえるようにぶつぶつ呟きながら



他に引けを取らないスピードと判断で



バイタルチェックを済ませている。





酸素マスクを装着した口元が動いて



「ゲホゲホッ......れ、おッ..かっこい......ハァハァ.」



とAのくぐもった声が聞こえてくる。




玲於「いつもAと練習してたからね」




そう、玲於はよく


Aを練習に誘っては、付き合わせていた。

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みやあ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^ (2018年12月30日 20時) (レス) id: ebdab1c73a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です (2018年12月30日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 三代目臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオールです最高です (2018年12月30日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みやあ(プロフ) - うぐいすさん» コメントありがとうございます。楽しみにしてて下さい! (2018年8月26日 21時) (レス) id: c04daf7d73 (このIDを非表示/違反報告)
うぐいす - 楽しく読ませていただきました!新しいお話も楽しみにしています! (2018年8月25日 20時) (レス) id: 57f1620501 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みやあ | 作成日時:2018年8月10日 21時

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