とあるコンビニ店員の日記【呪術廻戦】

12日目:からあげ ページ12

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今日はなんと、衝撃の事実が発覚した。







あのウニ頭君が、なんと、恐らく、伏黒さんの息子さんかもしれないということだ。
かなりの確率で合っていると思う。





何故、そのことに気付いたのか、改めて書いていこうと思う。





今日は、ウニ頭君と目の下に傷がある男の子がやって来た。
どうやら女の子の方に、買い出しを頼まれたらしい。






「釘崎、何つってたっけ？」





「限定のチーズケーキ。五条先生はロールケーキだ」





「あー、くっそー、何であの時ああしなかったかなー！」





「今更言っても遅いだろ」







どうやら何かに負けて、買い出しに来たらしかった。



何だか青春だなあ、と少し羨ましく思いながらも、レジに来た彼らの商品を通していく。





「あ、すみません」





ウニ頭くんの方が話しかけてきた。
応答すれば、「からあげも頼めますか」と言った。





私は、はい、と答えて、レジ横にあるからあげを手に取る。






「からあげ買うのか？」






「……前にオススメされたからな」






あ、覚えていてくれたんだと思った。
実は以前、この日記には書かなかったが、ウニ頭くんにからあげをオススメしたのだ。





嬉しくなって思わずありがとうございます、と言った。
すると、傷のある子はニヤニヤしだして、「へえ〜、なるほどな〜」





「うるさい、虎杖」




「なんも言ってねーだろ、伏黒」






そこで私は気が付いた。



今まで気にしていなかったし、あまりお客さんの顔をじろじろ見ないから分からなかったけど、ウニ頭くん、伏黒っていうんだよな、と。





まさか、と思ってウニ頭くんの顔を見れば。





どこからどう見ても、伏黒さんの遺伝子を感じる顔だった。
なぜ今まで気が付かなかったんだろう。





しかし、それに気づいたところで、どうするわけにもいかないので、私は胸の内に秘めておくことにした。





……世間って狭いなと思った。

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