ヘラってる。01 ページ2
「ねぇAー」
『どうした?』
「『愛してる』って言って?」
『ゴッフ』
ここまでがワンセット。私達の毎朝だ。
恋人の治と同棲して早一年。朝食中の「愛してる」のおねだりには未だに慣れない。というか慣れたくない。
付き合い始めた頃は、この美男子が重度のメンヘラだなんて微塵も思っていなかった。
だがデートを重ねるごとに独占欲が顔を出してきたのだ。
街で待ち合わせをするとナンパされるから、という理由でデートの日は家まで治が迎えに来てくれていた。しかし、それも去年までの話。治の独占欲が爆発し、同棲にまで持ち込まれた。けれども嬉しいに越したことはない。
ここまでは良かったのだ。そう、ここまでは。
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桃瀬 都月@つづきちゃん(プロフ) - 名無し9106号さん» ありがとうございます! (2022年12月9日 18時) (レス) id: bee8f469cf (このIDを非表示/違反報告)
名無し9106号(プロフ) - 待ってまぁーす (2022年12月9日 17時) (レス) @page13 id: 8dc0882222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃瀬 都月@つづきちゃん | 作成日時:2022年11月28日 22時