wing ~進撃の巨人~ (ページ2)

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序章 2 ページ2

今日も気分は乗らない。

昨日とは別のルートを散歩。そのついでに林檎を買った。

しゃくしゃくと食べながら歩いていると、なにやら話し声が聞こえてきた。

｢なぁ、見たか……｣

｢あの集団……｣

｢……あぁ、調査兵団の……お偉いさんがよくこんな…｣

｢あいつだろ…よく空を……｣

｢そうに違いねぇ…｣

｢…ちっ、俺らまで…あのガキのせいでこっちは…｣

＿＿空を…？ガキ…？

あれれ、私に当てはまる……？

危険センサーは正しかったようだ。

そんなことを思っていると……

＿＿！！

噂をすればなんとやら、昨日の集団が目の前の道を歩いてきていた。……私の存在は気づかれていないみたい。

物陰にすっと入り、気配を消して通り過ぎるのを待つこと数秒……。

どうやら通り過ぎていったようだ。

＿＿昨日より、寝床に近づいてる。それが気のせいでなければ、確かに私は探られている…

＿＿今夜の寝床、変更決定。

心の中で呟いた。