Dark 7 ページ25
Aside
「教団で見たあの実験のことをどれだけヘブラスカに聞いても、何も話してくれなかった。
咎落ちになったあの子がどうなったのか、私は知らない…… 何も知らないの………」
リナリーは涙を流しながら話した。
『……。リナリー、私もアレンも飛べない。あそこまで連れていってください。
みんなで、助けましょう。』
私はリナリーの肩にぽんと手を置いてそう言った。
「!! …ええ!」
そう言って涙をぐっと拭き、リナリーは立ち上がった。その目には、決意の色が混じっていた。
先程かなりの量を消し去ったが、またアクマたちが集まり始めている。たくさんの雑音のように機械音が頭に響く。
「円舞 霧風」!!
リナリーがイノセンスの技でスーマンの周りを囲み、同時に群がっていたアクマを蹴散らした。
リナリーを中心にして、スーマンに向かって飛んでいく。スーマンは…人間でいう心臓の部分に埋まっているのか?
「スーマン!」
「待ってリナリー!この穴には踏み込まない方がいい」
突き出した角のような部分にぶら下がったアレンがリナリーを止める。私はスーマンをじっと見つめた。
「引きずり出そう!」
アレンが手を伸ばした。するとそのすぐ横からなにかが出てきた。
『女の子…っ!?』
「たすけて……
おかあさん…どこ…?」
女の子はまたずぶずぶと沈んで行く。アレンがその子を掴んだ。
「うおおおおお!!」
女の子が完全に抜け出した。と思ったらアレンが引きずり込まれていく。
「ア…『アレン!!』
私はアレンに手を伸ばした。
「この子を…」
そう言って差し出された女の子をリナリーが掴み、私はアレンの手を握った。
『ぅ……くっ!』
「Aっ!!」
強い……私も道連れになる………っ!!
『!!』
私の体は、完全に飲み込まれた。
「!? A!!」
アレンの声が聞こえた気がした。気がしただけなのは、周りからたくさんの音が聞こえてきたから。雑音、人の話し声、ありとあらゆる音が頭をつんざくかのように私に流れ込んできた。
『ぁぁあああああああああ!!』
余談ですが、
最近ソウルイーター見るのにハマってます。
「paper moon」っていうopが主人公ちゃんにあってるように聞こえてきちゃって最近好きな曲です。
…あ、でも私はDグレが一番好きです。
すみません、余談でした。
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珱月(プロフ) - 亜月さん» ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 頑張って更新します! (2016年8月14日 18時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - 更新頑張って下さい! (2016年7月21日 17時) (レス) id: f4f75aec8b (このIDを非表示/違反報告)
珱月(プロフ) - 凛乃さん» ハジメマシテ(°▽°) いつもお読みいただき、本当に本当にありがとうございます(ノД`、) オチ有りですね…φ(.. )ご協力ありがとうございます´`* これからも、どうぞよろしくおねがいします! (2015年8月31日 21時) (レス) id: a15ea40ce6 (このIDを非表示/違反報告)
凛乃(プロフ) - 初めまして!とても面白くて、いつも楽しませてもらってます!私はオチ有りがいいです!!できればアレンですかね~!長文失礼しました (2015年8月31日 17時) (レス) id: 8157c16726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珱月 | 作成日時:2015年8月20日 12時