美少年が恋した美少年 (ページ8)

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無常会議Ⅰ（龍介目線）ページ8

龍「…」
美「フフッ」

帰ってきてから美少年がやけに気持ち悪い…
推しを見て笑う作者の様に…←おい
ずっとニヤニヤして何かを見ている…
何それ…髪留め？…

龍「…なあお前、今日なんかあった？」
美「なにかとは？」
龍「その…いつもと違うこととか？」

そう聞いてみると、美少年の肩がはねるのが
分かった…なんかあったんだな…

龍「話してみろよ。聞いてやるから」
美「…最近辻占で会った男の話をしただろう？」
龍「ああ、シなないって言ってた奴ね」
美「今日もそいつと会ったんだが…なぜか
あいつを見ると、こう…胸が痛んだり…
温かくなったりするんだが理由が分からん…
お前には分かるか？…」
龍「え…お前、それ…」

それを聞いて、俺は真っ先に一階にいた
白黒無常達に大声で叫んだ。

龍「無常さーん！！美少年がある少年に
恋に落ちたかもしれませーん！！」
美「はあ？！」
無常達「「なんだってー？！？！」」

ーーー

…食堂が会議室と化した…

初謝「で、相手は誰です？」
龍「最近辻占であった少年らしいです」
レ范「ほう、男か…まさかお前が恋なんか
するなんてな。おもしろい」
眷謝「良いじゃないですか！恋をするとは
とても素晴らしいことです！私は
応援いたしますよ！」
美「…お前ら…楽しんでるだろう…」

明らか不機嫌になった美少年を横目に
無常さん達と話を進める

残范「問題はどうやってこいつらの恋を
実らせるかだよなあ…」
東范「こいつ今まで実らせないどころか
コロしてるからな…無理だろ」
月謝「次に会う予定はあるんですか？」
美「…明日、あいつの家に行くが…」

まじか…

血謝「ハッハッハ！！絶世の大チャンス！！
押し倒して惚れさせたもん勝ちヨ！！」
血范「必安、ちょっと黙ってナ」
霜謝「でもそうですね…あなたには少々
難しい話ではないですか？今まで恋なんて
したことなかったんでしょう？」
東謝「というか、どうやって会う約束を
取り付けたんだ？」
美「…これ…」
初范「…髪留め？」
美「これを返しに行くから会えって…」
無常達「「うわー、よく言うわ…」」
美「うるさい悪いか？！」

この後も茶化しつつアドバイスしつつで、
明日の作戦を考えた

龍「がんばれよ美少年！お前のこと正直
大っ嫌いだけど応援してる！」
美「途中のは余計だが」