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you side
何故引き止めてしまったのかは分からないけれど気付いたら私は、ショッピさんの名を呼んでいた。
shp「ん、どした？」
不思議そうにこちらを振り返るショッピさん。
いや、本当にどうした？
え、なんで私声掛けたんだ？
何かを言いかけた事は分かるのに肝心の内容が思い出せない。
取り敢えず何かを言わないと精神で「えー」だの「あー」だの言うも長くは続かない。
shp「ホンマ、どうしたん？」
ショッピさんは心配そうに私の方へと近付いて来て、私の額に手を当てた。
ひんやりとした手が心地好い。
shp「熱は……無いみたいやな」
ショッピさんは私の額から手を離し、まだ言葉を待っているようだ。
ここでいつもの様に巫山戯てくれたらどれだけ楽か。
そうしたら私も軽く流せたというのに。
自分でも分かる。さっきの私は変だった。
だからこそ、聡いこの人はそれに気付いて、今この瞬間だけは巫山戯ないで、私を心配する様な目で見つめてくる。
「何か言いかけてたやろ」と。
私が焦らない様に、優しく語りかけてくる。
その優しさ遣うの絶対今じゃない。遣うべき相手も私じゃない。
……なんならそのまま何も言わずに帰ってくれたら楽なんですけど。
思いながらも、微動だにせずこちらを見つめるショッピさんに、小さく溜め息が溢れる。
ショッピさんの手で少し頭がスッキリしたのか、言おうとしていたことは思い出せた。というより、思い出してしまった。
それは、あまり口には出したくない言葉だった。こんなの柄じゃない、が、言わないとこの人ずっと待ってそう。
渋々。本当に渋々、私は彼の淡いアメジストの瞳を見て言った。
「ショッピさんって、なんだかんだ距離感を保ってくれてますよね」
別に嘘じゃない、し、うん。
「ありがたいな、って思いました。それだけです。態々時間を取ってしまいすみません」
最後の方は半ばまくし立てる様に。
私は直ぐに視線を外し、部屋へと急いだ。
後ろから「待ってや」というショッピさんの制止の声が聞こえたが、聞こえないふりをする。
あァ、本当に柄じゃない。
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人外人間白乃雫@ログイン不可(本題) - 我々人類は作者様の更新を待ち望んでいます！ ｲﾔｽｲﾏｾﾝｯｼﾀ…(m _ _)mｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞﾄﾞｹﾞｻﾞ (3月21日 12時) (
レス) @page21 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ丸(プロフ) - メロさん» 承認しました、態々コメントありがとうございます……！(*ﾟ▽ﾟ*) (2023年3月22日 17時) (レス) id: 8fe034903a (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - TwitterでDMを送ることが出来ないため、コメントでご報告させていただきます🙇♀️Twitte名はメロです、承諾お願いいたします🙏 (2023年3月22日 17時) (レス) @page16 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
kuroshirousagi1(プロフ) - 初コメ失礼しますm(_ _)m主さんのお話めっちゃ最高です！更新気長に待ってます。 (2022年12月27日 7時) (レス) @page16 id: 89fced45a1 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - お久しぶりの更新に滅茶苦茶震えが止まりません！✨とんでもなく面白いです！更新頑張ってください！！✨✨ (2022年5月21日 13時) (レス) @page15 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな x他2人 | 作成日時：2021年5月30日 15時
