12,【食堂の混乱】 ページ12
ut side
うーん、これどゆこと？
sho「ヤバ……めっちゃ可愛い」
kn「そやなぁ」
zm「そやろっ！そやろっ！」
繰り広げられる小さな赤ちゃんを囲んで行われるやり取りに俺は首を傾げた。
Aちゃんを起こしに行く、と言いゾムが部屋を出て行って数分。
戻ってきたゾムの腕には謎に赤ちゃんが抱かれていた。
現在のその赤ちゃんは「可愛い」「可愛い」と囲われている。
いや、人間って一人じゃ生きていけない生き物だから、赤ちゃんって可愛く見えるように出来てるんよ。
それに赤ちゃんってうるさいから好きになれへんのよな……。
じゃなくて……あいつらアホなん？
sho「あ、瞬きしたー！」
うん、生きとるからね。
kn「お、指握ってくれたわ！」
うん、生きとるからね(二回目)。
zm「ホンマあったかくて……」
うん、生きとるからね(三回目)！
そうやった、こいつらアホやったわ。
こんなに言われたら気になるもの。
どれどれ、と俺は席を立ち、彼らの輪に近付いた。
ut「僕にも見ーせてっ！」
シャオちゃんとシッマを強引に退かし、ゾムの隣に立った。
ゾムの手に抱かれていたのは。
ut「ごっつ可愛いやんけ……！」
長い睫毛に大きな瞳。ぷっくりとした紅い唇。
瞳の奥に少し冷たさを感じるものの、愛らしい顔立ちが全てをカバーしている。
一歳ぐらいやろか？こんな可愛い子が存在してええん？
ut「(いやぁ……この子将来顔だけで食っていけるで)」
俺の目に間違いは無い。
っていうか、この子どこから来たんやろ……？
勝手に城に入るなんて無理やと思うんやけどな。
ま、引き取り手がいなかったら……俺が引き取ろう((
別に他意はない。可愛い女の子を自分好みに育てたいなんて、全く思ってない。
そんな俺を見る赤ちゃんが引いている様に見えたのは気のせいだと思う。
________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 874人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬 - 神☆めちゃめちゃにやけた自分がいるんですけど！ (5月25日 6時) (
レス) @page14 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ミアン - か…神作見つけたと思ったらめっちゃ良いとこで更新停止してるだと…！？ (2022年12月17日 10時) (レス) @page15 id: 857dce4f12 (このIDを非表示/違反報告)
にの - 主人公ちゃんの性格大好きですぅ…。更新待ってます (2022年8月9日 14時) (レス) id: 32e42409cd (このIDを非表示/違反報告)
無能 - おもろいっす、更新頑張ってください。 (2022年8月9日 12時) (レス) @page15 id: 8eb0616644 (このIDを非表示/違反報告)
makura kumano(プロフ) - なんかにやける (2021年8月18日 14時) (レス) id: a33465ca2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひな x他1人 | 作成日時：2021年5月22日 22時
