二十頁 ページ3
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それから、私は大変だった。
噂を聞きつけた妖怪達に集られたり、帝光の生徒や先生に凄い眼で見られたり…。
でもそれも、暫くしたら収まった。
噂はデマだって噂が流れ始めたらしい。
貴「…絶対赤司君何かしたでしょ」
赤「何のことかな？」
にこにこと笑う赤司君。
ホントに何かしただろ。
赤司君は、少しだけ高い妖力を持っていたようだ。丁度、要兄位。
だから、気配に気付いていたらしいんだけど、虹村さんの指示に従って避難誘導していたそうだ。
あとの人には、あの時のことを話していない。
貴「…感謝、してる」
赤「何にだい？」
貴「…受け入れてくれたこと」
赤「何だそれ。受け入れる受け入れないって、そもそも俺達の頭には無いよ」
小さく吹き出して柔らかく笑う赤司君。
流石は“赤司様”。素晴らしい王子様っぷりです。
赤「まぁ…驚いたよ。君が視える人だったなんて」
何とも意味深な会話を、あの妖怪としていたらしいしね、と赤司君は眉を寄せる。
赤「結局契約みたいなことをしていたそうだが…信用できるのかい？君を狙っていたんだろう？それに、何かを追っているとか…」
貴「…そこまで」
赤司君の言葉を遮る。
急に語気を強めたのに驚いたのか、赤司君が立ち止まり、此方を見やる。
貴「それ以上先は言わせない。誰にも」
そう。誰にも。
貴「彼の人は優しい記憶の持ち主…だから大丈夫。それに…」
犠牲に成るのは、私だけで充分。
赤「全く…」
赤司君が米神に手を当てる。
赤「色々事情があるのは分かるが、俺達のことも頼ってくれ」
赤司君の顔は少し苦しげで、そういえば燿我の一件の後も、皆そんな顔をしていたことを思い出した。
そんな顔をさせるつもりじゃ無かったのに。
私はつくづく、莫迦だと思う。
貴「…御免」
赤「え！？いや、謝る事じゃないんだが…」
珍しくあたふたする赤司君に、一寸笑いながら言う。
貴「有り難う、」
赤司君は目を丸くした後、ふんわりと笑った。
赤「此方こそ」
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リサっペ(プロフ) - キセキのファンの先輩？の名前が舛添と野々村って作者さん狙ってますか？笑笑 (2019年1月10日 1時) (
レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
妖怪アパート大好き(プロフ) - 夏目友人帳と黒子のバスケのコラボ作品だなんて、嬉しすぎます！これからも、頑張って下さいね。いつでも、応援しています (2016年7月29日 13時) (レス) id: 589fb42408 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるふぃあ。 - な、夏目くんの彼女設...？！これからも無理せず頑張ってください！！ (2016年6月14日 7時) (レス) id: 2fca820d76 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼(プロフ) - 面白いです!夏目友人帳も黒バスも両方好きなので､コラボ作品嬉しいです!!これから､どうなるのか展開が楽しみです!更新､頑張って下さい♪ (2016年6月5日 0時) (レス) id: 3beef78559 (このIDを非表示/違反報告)
マコト - わぁぁぁぁぁぁぁい！！続編だぁぁぁぁぁぁ！！楽しみだな!楽しみだな！頑張ってくださいねぇぇぇぇぇ！ (2016年6月4日 21時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉水真琴 | 作成日時：2016年6月3日 22時
