138振り ページ41
清『それって偶然?』
俱『…………たまたまじゃないのか…』
国『そこはええですから、
話進めてくださいよ…』
山『………晴澄が生まれてから1年経った1月25日
その日、この本丸は壊された
後にこの本丸の審神者になり、この本丸をブラック本丸にした莉桜という女にな…
莉桜は、この本丸に時間遡行軍と検非違使を送り込んで来た…
この本丸を手に入れる為にな…
遥輝は次元の移動を簡単にしてしまう奴だったから、
晴澄を死なせないようにと別の次元へと隠したんだ…
それから莉桜……アイツも馬鹿で制御出来ずに数百の数を送り込んで来たものだからな…
アイツの目当ての刀剣は皆、遥輝と葉月を護り、共に戦い、折れていった
1振り、1振りと折れていく中
俺と加州、伽羅が残った
俺達は……主を……お前の両親を護りきれなかったんだ!!!』
俱『………………遥輝が死んで…お前がどの次元に送られて
隠されたのか全くわからなくなった
こんのすけや政府にも頼んで探してもらったが
全く見つけられなかった
政府にはもう忘れろとまで言われたな…』
清『でも忘れるわけがなかった
毎日俺達は晴澄のこと考えてた…
その想いが…晴澄の夢に出るくらい強かったのかな』
『………ねえ、待ってください
私の苗字は須郷でした…
私の……その…育ててもらっていた両親も須郷なんて
……ありえるんですか…?』
山『……前、遥輝が言っていた
遥輝の生きていた場所は別の次元なんだと…
その家に政府が審神者のスカウトというものに行って、
遥輝の両親、兄夫婦の反対を押し切って審神者になったと…
まだ遥輝が19になった時だな…
当時葉月とは学生結婚をしていて、
葉月も多少の霊力と剣術も心得ていたことから夫婦揃ってこの本丸に来たんだ
もしかしたら、お前のその育ててもらっていたという奴らは
宏弥と悠未という奴ではないか?』
『!!……………そうです…』
山『……迂闊だったな
遥輝はきっと、自分が死んでしまった時のことも考えて、
自分の親族のいる次元にお前を飛ばしたんだな…
だが、結果……お前を苦しませてしまったみたいだな…』
『…………お父さん……お母さん…』
俱『………お前が戻ってきた時の為に持っていた写真だ
晴澄……お前が持っておけ…』
『いいんですか?』
清『いいよ
後で、他の写真も沢山見せてあげるからさ』
私は写真の中で笑う本当の父と母に涙を抑えられず
泣きながらその写真を抱きしめたのだった。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年10月13日 4時) (
レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 生きていて良かったです！推しが警察学校組のヤの付く職業に就いてそうな人です！主凄いですね…自分で自分を切るなんて…私だったら元からある傷を開いてやりそうです…(苦笑)これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年11月23日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - とても面白かったです！感動しました！応援してます！！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2019年6月3日 23時) (レス) id: feaf0d96d9 (このIDを非表示/違反報告)
秋夜 - めちゃくちゃ面白かったです！最後の安定の「清光なんか…」って場面がシリアスなのにちょっと可愛いなって思いました (2019年1月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
FLOWER(プロフ) - 一章から全て読ませて頂きました。私は刀剣乱舞を最近知ったのですがこの作品を読んで気づいたら泣いていました。とても感動しました続きを楽しみにしています。刀剣男士好きになりました今からインストールしてきます…！ (2018年11月24日 21時) (レス) id: 92931d630e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻木千雪 | 作成日時：2018年10月12日 22時
