愛されたい少女は米花町へトリップし、ブラック本丸の審神者にされました。第3章【名探偵コナン×刀剣乱舞】

128振り ページ31

*明石side*


山『待て!!分かってるのか!?
まだあそこはブラックなんだぞ!?』

こ『はい…
わたくしめも龍御寺様も言ったのですが、話を聞き入れていただけず
絶対に殺させるなとのことでございました…
……八雲様より上の鮫島様や本郷様は、政府での保護下に置くと
そう言っておられたのですが…
八雲様が、晴澄様の本丸にて保護することに強行されてしまいました…』

山『くそ…アイツか…
晴澄の事を失敗させようとして必死だな…』

俱『…………国広、俺達は本丸に戻るぞ』

山『………ああ、そうだな…
すまない…まだ……俺達は晴澄の側にいてやれない…』

国『どういうことです…』

山『それは後で話す
まずは俺達で三日月達を説得するぞ』

俱『………ああ
……………晴澄が目を覚ましたら
お前達が連れて帰ってこい
そこの人間は……本丸に連れていくとしても
まだここに置いておくべきだがな…』

蛍『…………じゃあ今日入れて5日…僕が3人の護衛しとくよ』

松『はあ?』

蛍『あ、子供だって思ってるでしょ
言っておくけど、こう見えて僕は大太刀なんだからね
それに、また狙われる可能性あるんだから
黙って護られててよね』

山『……蛍丸、手を出せ』

蛍『え…?
何これ…』

山『……初代主からの最後の贈り物だ
ブレスレットというものだと言っていた
それがあれば、現世でもし時間遡行軍が闇域を作ってしまっても
晴澄がいなくても…出入りすることができる…』

蛍『…いいの?山姥切の大事なものなんじゃ…』

山『一時的に貸すだけだ
それに、何かあれば伽羅と加州がいるから大丈夫だ…』

蛍『…わかった…大事に扱う…』

山『明石…
晴澄のこと頼んだぞ』

国『……任されました
そっちも…気を付けてください』

倶『……行くぞ…』



預かっていた2人の本体を手渡すと
2人は桜を舞わせてその場から消え去った。
……あの2人はどうやって移動しているんや…。



蛍『……いつ目が覚めるかな』

国『昨日の今日やから…いつ目が覚めるか…』

萩『ねぇねぇ、あの2人どうやって移動してんの!?』

国『何や、あんさん…
少しは危機感持ったらどうなんです…
それと、どうやってるかは知りません
自分は最近顕現されたんで、知らないことばかりなんで…』

萩『なぁーんだ、そうなのか…』

松『……なぁ…俺らどうすりゃいいんだよ…』



それはこっちが聞きたいわ…。
何か主はんは知ってるみたいやったし…
早く目が覚めてほしいんやけどなぁ…。

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