愛されたい少女は米花町へトリップし、ブラック本丸の審神者にされました。第3章【名探偵コナン×刀剣乱舞】

126振り ページ29

*山姥切side*


松『手当て終わったぞー………なんだ、その狐』

こ『………これは失礼しました
わたくしめはこんのすけと申します』

萩『……………もう色々ありすぎたけど
狐が喋るとか驚きすぎて』

山『おい、こんのすけ
この人間はどういうことだ』

こ『来派にもお話しておりましたが
私共には分からなくて…』

蛍『山姥切!!伽羅!!主は!?』

山『大丈夫だ
今は寝ているだけだ
それにほぼ血は止まって刺し傷は塞がり始めていた』

俱『…………だが、無理に動けばまた傷が開く』

航『おい、兄ちゃん達よ
そろそろ話してくれねーか
その日本刀持ってるのは見逃してやるからよ』

山『……………こんのすけ』

こ『……はい…この者達を保護できるよう政府へ連絡してきます』



俺の言いたいことがわかったのだろう
こんのすけは煙を出して消えた。
政府の龍御寺の所へ行ったのだろう。




山『…………まず初めに、俺達は人間ではない
物に憑く神様……付喪神というものだ
俺たちの場合は日本刀に憑く付喪神
俺は山姥切国広だ』

国『………ワシは明石国行…
この子らの保護者や』

蛍『はいはーい
僕は蛍丸だよ』

愛『俺は愛染国俊だ!!』

俱『………………』

愛『おい、伽羅ー?』

俱『………………大倶利伽羅……馴れ合うつもりは無い』

萩『神様なの!?
でも触れるよ!?』

山『今寝ている女が、俺たちの主
名前は須郷晴澄
審神者というものだ
審神者は霊力を持ち、尚且つその霊力の量や質も重要で
審神者の適性試験に合格したものがなれる
ただ、霊力が上級なものに関しては
政府が直々に赴き、審神者になってもらうケースもある
…………晴澄は…後者
晴澄の霊力によって俺達はこうやって人の形として保つことが出来る
刀が折れた時が……俺たちの死だ…』

航『………未知の世界だな…
で?なんでお前達はここにいるんだ?』

山『時の政府というものがある
現世の日本政府の中でも管轄する課があるが
知っているのはごく一部だ
だが、おそらく今回の連続で人間が襲われていることで
一部の警察関係者には時の政府のことを話しているだろうけどな』

航『それは、公安の人間は知ってるっつーことか?』

山『俺にはこの現世の仕組みはよく分からん
だが、1番偉いやつは知っているんじゃないのか…?』

松『…………じゃあ、俺達が見たのはなんだ』

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