愛されたい少女は米花町へトリップし、ブラック本丸の審神者にされました。第3章【名探偵コナン×刀剣乱舞】

118振り ページ21

*松田side*


松『ったくよ…連続殺傷…
犯人の手掛かりが全然ねーし
凶器が日本刀とか情報少なすぎだろーが!!』

航『まぁな…
つーかよ、俺ら捜査すんなって言われてんのに
何でここいるんだよ』

萩『まぁまぁ
だって気になるだろ、伊達だってさ!!』

航『気にならないわけじゃねーけどよ
でも公安から捜査から外れろって…』

松『…………降谷と諸伏のヤロー…』

萩『はは
松田が留守電に残したのに
なーんにも連絡よこさないんだよね』

航『公安案件になったっつーことは
もう捜査状況はこっちに来ないだろうよ』

松『くそ…
あんだけ聞き込みやら監視カメラの解析やらやったの
こっちだってーのに…』




つい昨日まで調べていた連続斬り付け殺傷事件が
公安案件となり、俺達は捜査権を失った。
だが、俺と萩原は隠れて聞き込みなどをしていたら
伊達に見つかった。
というわけで、伊達もこっち側に引き込んだ。
今は最近滅多斬りされて殺された14件目の事件現場にいた。



航『この路地の両端の監視カメラに
被害者が入っていく姿はあったが
その他に入っていく不審人物は映っていない…』

萩『だけど…しばらくすると銀髪の女の子と赤髪の小さな男の子が
その路地に入っていくんだが…』

松『どういう訳か、何か空間に飲み込まれていくように消えていった
んで、逆側から出てきたその女の顔には…』

航『狐の面…か…』

萩『で、一緒にいた赤髪の男の子なんだけど
一昨日の図書館立てこもりの事情聴取を聞いた
須郷晴澄ちゃんと一緒にいた男の子っぽいんだよね』

航『須郷晴澄って…昨日の斬り付け事件の第一発見者じゃねーか』

松『つまりだ…
アイツはこの事件の何かを知ってるっつーことだ…』



吸っていた煙草を地面に落として足で踏み消す。
すると…突然風が吹いた。
思わず目を閉じると…周りはただの闇だった。
萩原と伊達はちゃんと認識出来てはいるが…
本当に周りは黒だ。

ｶﾞｼｬﾝ…ｶﾞｼｬﾝ…

松『!!』

萩『な、何だよこれ…』



目の前にはこの世のものとは思えない生き物が15体ほどいた。
その手には槍や薙刀、太刀など日本刀を携えていた。




航『!!
おい、道が消えたぞ!?』

松『…………これが連続殺人の正体ってか?
あれ……どう見たって刀だろ』

萩『っぽいね…
公安はこれを隠してるのか?』



おいおい、何の冗談だ…
降谷達はこんなのを相手にするつもりなのかよ…。

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