愛されたい少女は米花町へトリップし、ブラック本丸の審神者にされました。第3章【名探偵コナン×刀剣乱舞】

115振り ページ18

*諸伏side*

零から、須郷晴澄っていう女の子のことを聞かされた。
情報が機密化されていたり、長官に調査を止められたりと、
それだけで普通の一般人じゃないってことかわかる。
まあ、その子に接触するのは明日以降にして
今は被害者の繋がりを探すことだ。



景『……………なぁ、零ー』

零『なんだ』

景『1番最近の事件の事知ってるか?』

零『……ああ
須郷晴澄が第一発見者
被害者の応急処置をして、
かなりの出血だった被害者は一命を取り留めた』

景『その子、事件に関わってたんだ』

零『意識を取り戻した被害者に話を聞いたが
何も覚えていないって言うんだ』

景『まぁ、いきなり殺されかけたら
精神的にやられちゃうよな…』

零『………出身地、出身学校にも共通点なし
生き残った被害者に、他の被害者を見せても
全員知らないって言う……』

景『……無差別か?』

零『……いや…これは何か目的があって襲われているだろう』

景『なんでそう思うんだよ』

零『……俺の直感だ』

景『……おいおい』

零『誰かが何かを隠してるんだよ
この被害者の共通点をな…
おい、被害者が事件に合う5ヶ月前までの行動をできる範囲で集めろ』

辺｢ま、マジですか｣

零『ああ
できる範囲でと言っているだろう』

辺｢わ、わかりました!!｣

景『あーあ……辺見達…ドンマイ…』



眉間に皺を寄せながら考え込む零の横顔を見つめる。
5徹しないように見張っとかなきゃな…
なんだかこの事件に入れ込みそうな気がする…。
そんなことを考えながら、被害者達のデータを纏める手を動かした。



景『なぁ、松田に連絡する?』

零『しない』

景『即答かよ』

零『もうアイツらはこの事件には関わらないんだ
余計な事は言わない』

景『はいはい
それにしてもだよ
俺はたまーに連絡返してるけど
お前は折り返しの連絡とか何もしないらしいじゃん』

零『お前な…潜入捜査してる身で
何連絡してるんだよ…』

景『無性にみんなの声聞きたくなるときあるんだって
でもまぁ…本当はだめなことはわかってるよ…
巻き込むことになるかもしれないからな…』

零『わかってるならやめろ』

景『うん、気を付ける』

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