拾ってくれたのは有名人でした《Ren.M》

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静かに帰ると走ってこっちに来た。
振り返ると蓮がいた。





目黒『何時だと思ってんの？』



『え？』



目黒『お昼すぎから7時すぎまで居ないって...』



『あっ...ごめんなさい...
散歩ついでに夜ご飯...買ってたの。』



目黒『連絡ぐらいしてよ。』



『...連絡先だって知らないし...
スマホだって払えなくなって使えないんだもん...』



目黒『...え？笑』



『...え？笑』



目黒『俺、バカじゃん笑』



『待って？どこが？』



目黒『俺さ、一生懸命お前の連絡先探してたけど、知らないなら登録してないし、A使ってないなら意味なかったじゃん笑』














蓮は笑ってくれた。
私もつい笑ってしまい玄関なのに周りを気にせずに笑った。












目黒『...ごめん。なんか...機嫌悪くして...』



『ううん。』



目黒『明日、午後から仕事だからスマホ。買い直そ。』



『え？』



目黒『またこんなふうになったら困るでしょ？』













普通に話せるようになってよかった。
蓮はやっぱり優しい。













そしていつも通り夜ご飯を作ると...













目黒『え？もしかしてこの匂いグラタン？？』



『正解！』



目黒『めっちゃ好きなんだけど！』



『じゃあ楽しみにしてて！笑』














匂いでわかる蓮。
さすがだね。笑














目黒『早く食べたい！』














何この甘え方。
何この可愛い声と言い方。
心臓飛び出そうなんだが...














目黒『どうした？笑』



『...///ううんなんでもない...』














後ろから耳元で『どうした？』はドキドキしちゃう。
恋しないって約束なのに心が揺れ動いてる。
私この家から出なきゃになるよ.....バカ蓮！！！

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