歌声17 ページ20
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お姉ちゃんが息を吸い込む。
私はあの歌を聞かされるのだと気付き、耳を塞ぐ。
______嫌だ、あの歌だけはッ！
だけど、私の思いは空しく、叶わない。
「♪Aは無力、無能
自分の家族を守れない
自分の弟も止められない
ウタしか頼れない弱虫ひとりぼっち」
私は耳を塞ぐ力を強くする。でも、お姉ちゃんの能力か歌声が耳に入ってきてしまう。
こんな歌聞きたくない！！昔のことを思い出して、自分に腹立たしくなって、無力さにうちひしがれてしまう···
でも、お姉ちゃんはやめない。
「♪Aはウタがいないと生きる価値なんてない
すぐに泣く泣き虫
復讐することとウタに着いていくことしか生きる意味がない
Aはいろんな人に嫌われてるファミリーの幹部なんかやってたから
Aは嫌われもの」
お姉ちゃんは私に刺さるような歌詞を並べる。
私はもう諦め、耳から手を離した。そのままガクガクと震え、一人で考える。
_____そうだよ、さっきお姉ちゃんが言った通り、まだルフィが好き。
徐々に上がっていく懸賞金。新聞に載るルフィの起こした事件。増えていくルフィの仲間達。
私はそれを見るだけで嬉しくて、嬉しくて······
私はロー兄をルフィが殺,したのも何か裏があると···信じている。だけど、目の前にすると復讐心が湧いてしまって···
ルフィに聞きたい。どうして、ロー兄を殺,したのか。
お姉ちゃんがさっきルフィと楽しそうにしていた。あんな無邪気な顔をしている人が、弟が、ロー兄を···
考えているとお姉ちゃんが歌い終わったのか私を見る。
私はお姉ちゃんを見つめ返した。
するとお姉ちゃんが私に微笑んで言った。
「ここはウタウタワールド。Aを閉じ込めることにしたんだ！」
衝撃の言葉に私はえっ、と言う声を出し、目を見開く。
__________私の意識は現実に残すって言ってたよね！！？
私の考えが分かったのか、お姉ちゃんはまた微笑んで「Aをウタのモノにするため」と言う。
狂ってる。
お姉ちゃんが指をパチンと鳴らして消えた。私一人が残る。
······浜辺に私は一人、取り残された。
「ッ、助けて！！！！」
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よっしー(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます😭今のところ、他のキャラがいいとの意見がないので、ローさん落ちの予定です😊更新不定期ですが、辛抱強く待ってくれると嬉しいです！！🙇♀ありがとうございます！！😆 (2023年3月16日 18時) (
レス) id: 7220e5d2f1 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - クロノトさん» 分かります！😌そこにみんな惚れてるんですよね…多分☺️ (2023年3月16日 17時) (レス) id: 7220e5d2f1 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2023年3月15日 21時) (レス) @page47 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - ウタ本当に曇らせ出来た理由が自己中心的だからなんだよなぁ… (2023年3月15日 17時) (レス) @page45 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - クロノトさん» コメントありがとうございます😭コビーいいですよね……ローですね！了解です！！☺️ (2023年3月5日 9時) (レス) id: 7220e5d2f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっしー | 作成日時：2023年1月27日 18時
