【イナズマイレブン】沖縄でエンジョイしてたのに、急にサッカーしろとか言われて宇宙人との闘いに巻き込まれた水のストライカーとは俺のことである← (ページ3)

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第１話：水のストライカーの日常ページ3

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雲ひとつない晴れきった空。

周囲の草木を揺れ動かす暖かな風が吹くこの南国のような島、沖縄。

「ふぅ………」

こんな幸せな時間を過ごせるだなんて……本当に最高だ。

静かで、気持ちよくて……うるさい奴なんて一人も______

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「いぃやっほぉぉぉぉうッ！！俺様に乗れねぇ波はねぇ！！」

いた。

たった今、俺の至福の時間をブチ壊した奴が、

「綱海うるっせぇぇぇぇえええええッ！！！」

「うぐおッ？！」

某神の子選手の投手フォームを完全に再現して、サーフィンに乗りながらドヤ顔で叫ぶ綱海めがけて、スポドリを投げつけた。

これぞ満塁ホームラン。よっしゃ自己記録越した

おお、綱海、サーフィンボードから見事に落ちやがった。はッ、無様だな←

意外とすぐに水面から顔を出し、岸の方まで泳いでくるとゴーグルを外して俺の方を見た。

「あぶねぇだろ！何すんだ！」

「阿夏遠島まで付き添いで来てやって、スポドリ買ってやったんだ。少しぐらい感謝しろ」

「うぐ……っ」

せっかく俺の休日をぶっ壊して来てやったんだ。放っておくなんて許せん。

まあ、幼馴染だから別にいいけどさ

「『俺様に乗れねぇ波はねぇ！！』とかいって何落ちてんだ、ダッセェ」

「あれはお前が悪いだろ！？」

「さーて、うるさい綱海は放っておいて、俺は次の波が来るまで休んでよーっと」

「ちょっ……待てって！A！おーい！」

ったく、うっさいな………綱海は

バカな男としか思われねーぞ。

女に金を騙し取られてあとでぜっったい後悔するタイプだ←

俺の勘は、よく当たるからな、この運命は避けられぬぞ←

ニュースも天気予報とかよりも当たるってご近所から噂が立ってる始末さ←

「………あー、ニュースってば………そっかー、雷門イレブンは、今俺たちと違って宇宙人と戦ってるんだよなー。

…………平和ボケの俺たちとは真逆で」

"あいつ"も元雷門のエースストライカーだし……心配してっかなー

「あーあ。早く帰ってサッカーやりたいな」

髪を風になびかせながら、青く染まる空を見上げてボソッとつぶやいた。

________数秒後、綱海が大声で叫んだのにイラついて鳩尾にボディーブローを打ち込んだが、それは関係ない話である。