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3日目:夜 消える密室 ページ19

Aside





…つまり、この広いアリーナに今私とおそ松は確実にいる


だけど私にはおそ松の姿は見えないし声も聞こえない


おそ松も同じように私の姿は見えないし声も聞こえない


…そんな状況の中で、私達はお互いを見つけなければいけない


30分以内に


A「……は…はは…


…無理……でしょ……」


私は持っていた紙をくしゃっと握りつぶして、その場にペタッと膝をついた


…見えないし聞こえないのに、どう見つけろと言うんだ。


A「……でも…早く動かないと…」


時間がどんどん削られていく


ここでうじうじしているより、駄目元でも探す方が絶対にいい


私は歯で唇をぎゅっと噛み締めて、立ち上がった


…これは私の予想だけど、見つけてゲームをクリアする為には多分相手に触れなければいけないんだと思う。


目に見えなくて耳が聞こえなくても、存在はしているから


それ以外は考えられないし、私は走っておそ松を探した


A「はっ…はぁっ……」


なるべく色々なところを走って、偶然にもおそ松とぶつかることを祈って


A「おそ松…っ……どこ…っ…」


______


探し始めて15分が経過した


もうすでに体力は限界で、私はその場に倒れこんだ。


A「…わたっ……し…こんな持久力…なかっ…たっけ……」


…普段から少し運動してればよかったな。


なんて、くだらないことを後悔した。


A「……暑い…」


15分間ずっと走りっぱなしだったせいで、汗はだくだくで体はベトベトだ。


体に張り付く服が気持ち悪くて、思わず私は制服のボタンを外した


…脱ぎたいな。


……いやっ…でも、いくら相手に見えてないからって脱ぐのはね…


…って、てか私何してんの……


A「さっさと見つけ………」


………





と、同時に


A「………あ」


私は


A「……っああああ!!」


ある方法をポンっと思いついた。


A「…っま、迷ってる暇なんてない、これしか方法思いつかないやるしかない!;」


すぐに私は行動に移した


……そう


______バサッ


私は、服を脱いだ。


A「…これでっ……ここに置いて…っ…」


制服も下着も全て脱いだ。


そして自分の周りに、円を描くように置いた


A「…物質には触れられるなら


…少しでも範囲を広くして、これにおそ松が気づいて触れてくれたら私の場所がわかるはず…!」

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ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - 戻ってきてください(・△・) (2019年3月26日 12時) (レス) id: b070c34685 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください!更新待ってます! (2018年11月29日 22時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 戻ってきてください!(´;ω;`) (2018年2月13日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - 更新頑張って下さいね!続き楽しみにしています (2017年11月11日 15時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
おだんご*°F(プロフ) - 頑張ってください!更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年10月8日 13時) (レス) id: d3fb2c974d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まねみー | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年10月16日 20時

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