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3日目:夜 消える密室 ページ17

Aside




______ギィ__ガチャッ


次の部屋に入ったら


まず目に留まったのが私達のスマホ


A「………あ、ちゃんと電源つく…」


スマホに電源を入れ、今はいつなのか確認した


………時刻と日付を見た瞬間、私とおそ松は全身から鳥肌が立った


おそ松「……な、


なんで2日目から……丸一日以上経ってんの…?」


黒の密室にいた間は体内時計でせいぜい1時間


…どう考えても一日以上経ってるなんて思えない。


A「………考えてても仕方ない…」


焦りと恐怖心を抑えながら私は言った


…時間がこんなに経っているなら尚更だ、早く何室あるかわからない密室を1ヶ月以内に脱出しないと


おそ松「…あぁ…そうだよな


と、とにかくこの部屋の脱出条件を………


…………


…え………?」


…喋っていた途中、私の方を見た瞬間おそ松は目を丸くして


「え?」と小さな声で言った


A「……な、何…?」


なにもしてないのに突然そんな反応されるから、私は恐る恐る問いかけた


……おそ松の顔が青ざめていた


その表情を見て、とても嫌な予感がした


おそ松「………あ…」


…そして


おそ松「……A…っ…


……消えっ………てる…」


…震えた声で、「消えている」と言った


A「消え………


………は…っ…?」


…嫌な予感は、まんまと的中していた


A「…っ嘘、なにこれ…っ…」


自分の手を見ると


…だんだんと薄く、透明になっていっていた


おそ松「あ、あっ…メール…」


おそ松は自分のケータイにメールが届いていたことに気がつき、メールボックスを開いた


おそ松「……だ


脱出条件……


………見つけて…ください…」


おそ松が脱出条件をぼそりと読んだその瞬間


______ガッ


A/おそ松「っ!?;」


突然体が下に落ちていく感覚に襲われた


意識が……どんどんと飛んでいった


______


A「…………


…う"っ………」


……目がさめると


A「……な、何…ここ………」


…広い広いアリーナにいた。


……そして無意識のうちにポケットの中に手を突っ込み、入っていた覚えのない紙を取って開いた


A「……御前の姿、赤に見えず


御前の声、赤に聞こえず


赤の姿、御前に見えず


赤の声、御前に聞こえず


…出たければ見つけてもらうべし


出たければ…見つけるべし。


制限時間、30分」


…気味の悪いフォントで書かれた文字を読んで、すぐに理解した


______

ミッション2 [消えるか消えないか]→←2日目:? 黒の密室



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ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - 戻ってきてください(・△・) (2019年3月26日 12時) (レス) id: b070c34685 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください!更新待ってます! (2018年11月29日 22時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 戻ってきてください!(´;ω;`) (2018年2月13日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - 更新頑張って下さいね!続き楽しみにしています (2017年11月11日 15時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
おだんご*°F(プロフ) - 頑張ってください!更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年10月8日 13時) (レス) id: d3fb2c974d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まねみー | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年10月16日 20時

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