21話目 ページ22
Aside
……以前から、聞いてはいたんだ
カラ松が誘拐された話
A「……やっぱりね。」
……カラ君が犯人だってわかった時、これの腹いせだろうなってすぐに思った。
カラ松「……どうだ。怖かったかおそ松?恐怖感を出す為に色々と工夫したんだ。」
…それと同時に
【あぁ、仕方のないことなのかな】
とも思った
……俗に言うカラ君はいじられキャラ。
だけど、私にはわかる。カラ君は繊細でとても傷つきやすい人だ。
カラ松「……なぁおそ松。
…なんで、俺以外の弟が誘拐された時はあんなに焦ってたんだ??
こんなにも俺に怒るんだ???」
……
…そんでもって
カラ松「……
…どうしたら俺は………
自分が愛されてるって……実感することができるんだ…?」
…1番、兄弟を大切にしている次男
おそ松「……カラ松…」
カラ松「……俺は…
……俺は…わからないんだ……
…あの日から……ずっと…
…自分は本当に松野家次男松野カラ松なのか……わからないんだ………」
……愛情不足なんだ、きっと。
周りの兄弟がカラ君への愛の伝え方が不器用だから、こんなことになってしまったんだ。
誘拐のことも、カラ君だから単なる悪ふざけだとみんなは思っただけでカラ君を嫌ってなんて絶対ない
…カラ君も、それをわかっていないんだ
A「………
…カラ君、誰も怪我させてないよね。」
……涙をボロボロ流しているカラ君に、私は問いかけた
カラ松「……」
カラ君は黙ってこくっと頷いた
……世話が焼ける六つ子だ。
A「もういいよ、出てきて」
おそ松「え……?」
私が声をかけると
______ガチャッ
トド松「………あ、あはは。。」
ドアが開いて、末から四男までの松が入ってきた
おそ松「……お前…ら……無事だったの…?」
一松「当たり前でしょ。捕まえられた後は普通にいいホテル泊めさせてもらって生活してたよ。」
チョロ松「カラ松から誘拐の意図全部聞いたし、まんまと仕返しされたと思いながらおそ松兄さんの様子見てたよ」
……ま、そう言うことで…
おそ松「……え…じゃあ……その…これって……」
______ぎゅっ
カラ松「…
…わ……わ"がっだが馬鹿ぢょ"うな"っ……うぐっ……
…お、俺が寂しがっだだげなんだぁぁぁぁ"っ………」
誘拐事件の犯人は、寂しがりの次男だったと言うことです
おそ松「…
…もうなんて言うか……
…ごめん……(ぎゅぅぅ」
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