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Aは純粋で可愛くて…
俺と一緒に生涯を終える…はずだった。
「A！行きますぜぃ」
「うん！総悟くん！」
「君はやめろっていつも言ってんだろぃ」
「じゃぁ…総悟？」
「そうでさぁ」
そう言って俺は微笑む
ド田舎の小さな小屋に俺たちは住んでいた。
とても裕福とは言えない貧しい生活だったが、俺達はとても幸せだった。
俺とAは婚約済み。
まだ正式に夫婦ではないが、近頃結婚式をあげようと思っている。
A側には家族がいないが、姉上は結婚に賛成してくれていた。
同じ道場の近藤さんや土方さんも祝ってくれて、凄く幸せだった。
なのに
「村1番の美人、こっちにくれない？」
大都会から来たサーモンピンク色の髪を三つ編みにした野郎が笑顔で言った。
「うーん、どれにしようかなぁ」
1列に並べた村の若い女達を品定めする。
そして、Aの前で立ち止まる
「ん？アンタ、中々いい顔してるネ。
決めた！アンタに俺達と一緒に来てもらうヨ」
「え…」
「明日の朝、また迎えに来るから、家を出る準備、しといてネ。もう二度と君はこの村に帰れないから」
式も控えて、あんなに幸せだったのに
アイツのせいで
俺たちゃ真っ二つだ
許さねぇ
涙をこらえて言った。
「…A。必ず迎えに行きまさぁ」
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暁月 - 絶対、人気出ますよ! 更新頑張ってください (2018年6月15日 20時) (
レス) id: 767827e5fe (このIDを非表示/違反報告)
やた - すみません！修正、ありがとうございます！直しておきます！ (2018年6月11日 7時) (レス) id: 46a392b3cb (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。気になったのですが、１話め神威の髪の色はピンクじゃなくサーモンピンクですよ。 (2018年6月10日 19時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やた | 作成日時：2018年6月9日 22時
