ダンボール戦機Ｗ【大空ヒロ】僕のお姉ちゃんはＬＢＸの神なのですっ！ (ページ49)

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第四十八話ページ49

A「眠い」
ジェシカ「真剣に聞いてちょうだい。ディテクターとの実戦経験が有るのはあなた達だけなの。だからいろいろと教えて頂戴。あとでコーヒー入れるから」
ジェシカがAを物で釣る。
A「分かった」
Aは、しゃきっと背筋を伸ばす。
ジェシカ「ふふっ、ありがとう」
ジェシカは、それを見て面白そうに笑った。

コブラ「ディテクターは、高性能なコンピューターを奪ってブレインジャックを行っている。通信、行政、金融、交通。そして、教育。世界中がコンピューターだらけだ」
コブラがパソコンを見てため息をついた。
コブラ「奴らディテクターが付け入る隙はどこにでもある」
カイオス「コンピューターの悪用を阻止すること、それが我々ＮＩＣＳの任務。勝手なことはさせない」
カイオスはバンたちのほうを向いて行った。

コブラ「みんな、ＣＣＭを出せ」
コブラの言う通り、全員ＣＣＭを出した。
コブラ「電波探知の機能をインストールする」
そういうと、ＣＣＭに情報がインストールされていく。
ｃｏｍｐｌｅｔｅ
ＣＣＭの画面に表示される。
コブラ「終わったぞ」
そう言って、コンピューターから顔を上げる。
コブラ「いいか、ＬＢＸのМチップに関する電波を感知すると」
そう言って、コンピューターのボタンを押す。

すると、ＣＣＭに表示されたゲージがたまっていく。
ヒロ「あっ、これなら、ブレインジャックの電波の発信源が見つけられますね！」
ヒロがうれしそうに叫ぶ。
A「これなら簡単かも。コーヒー」
Aがジェシカのほうを向くが、顔を背けられる。
コブラ「ああ」
コブラもうなずく。

バン「あの、ジェシカさんのＬＢＸは大丈夫なんですか？ブレインジャックされるんじゃ・・・」
バンがそういうと、ジェシカの顔が明るくなる。
ジェシカ「平気よ♪ジャンヌＤは、アーマー＆クラウン社製の機体を、ＮＩＣＳがカスタマイズしたもの。それに、トキオシティの事件を受けて、Мチップは外してあるわ」
ジェシカがウインクする。
バン「そうですか」

カイオス「バン、ヒロ、A、ラン君。大統領も君たちに期待している。よろしく頼む」
そう言いながら、カイオス長官が立ちあがる。
ヒロ「大統領が期待している？くぅ～！任せてください！絶対期待にこたえて見せます！」
ヒロはガッツポーズをする。
カイオス「ははは、これは頼もしい」
カイオス長官は笑い、ジェシカは、それを楽しそうに見つめていた。

続く