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翌朝。
スッキリした気持ちで目が覚めた。
体も心もちょっと軽い。
最低だな俺。
しばらく彼女と会わなくていいってだけですげー気が楽。
どんだけストレスだったんだよ。
会社についたらAもちょうど来たところだった。今日は顔色がいい。
完全復活だな、体調管理も仕事のうち。さすがです。目があった。
「おはよう、今日は大丈夫そう」
「おはよ、昨日ありがとう」
「どういたしまして」
デスクに座ってパソコンを立ち上げたら、いきなり坂本課長に声かけられた。
「櫻井くん」
「はい」
「昨日のサクラ商事さんの件だけど。櫻井くんにお願いしたいと名指して連絡あってさ」
「あ、そうなんですね、光栄です」
「このままお願いしたいんだけど、いける？今櫻井くんすげーたくさん持ってない？みせて？」
「はい。けどまぁ。なんとかします」
「一人じゃ無理でしょコレ」
「ですかね」
「ですね」
でもみんなも忙しいし。
そう思ってたら坂本課長が周りを見渡した。
「Aさんなら行けるだろ、今Aさんが持ってるの殆ど目処ついてるはずだから、そっちを誰かに振ればいけそう」
「……」
「二人でやれる？まぁそんだけ息ピッタリなら行けるでしょ、昨日も早退させたくて連れて帰ってくれたんでしょ？帰れって言ったのに帰らないから彼女」
「……」
「あとよろしく」
課長が去っていく。
バレてたか。
今日はバリバリ仕事してるAに声をかけた。
「A、ちょっと」
「はい」
「サクラ商事さんの件正式に俺らが引き継ぐことになったから。打ち合わせしよ」
「私はいいけど、櫻井くん抱えてる案件多すぎない？」
やっぱ気づかれてる。
「うん。今課長にAと二人でちゃっちゃとやってくれって言われた」
「私の今やってる仕事はどうすんの……」
「お前の今の仕事は、もうほぼできてて後は誰でもできるだろ、誰かに振ってって」
Aがでもなぁ、って顔をする。
「ごめん、助けて。俺名指しで新規7件持ってて流石に捌ききれない」
こういう言い方したらAは絶対断れない。
俺がマジで助けてって思うとき、Aは必ずそれに気づいて助けてくれるんだよ。
「それにサクラ商事さん追加はキツイね、10分後会議室でもいい？」
「よろしく」
俺が先に硝子張りになってる会議室に入って、Aに振れる案件と俺じゃないと無理なものを分けてたら。
しばらくして、Aがコーヒーふたつ持って会議室に入ってきた。
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あーり(プロフ) - 彼サイドとても嬉しいです。あの時の行動にそんな思いがあったのか！とドキドキしながら読ませていただいています。これからの更新も楽しみにしています！ (2021年3月6日 23時) (
レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
ささたく(プロフ) - 強く賢い女性、きっと彼も好きなのでしょう。でも。雑ではあるけど元カノの気持ちも理解できるかなあと。主人公の聡明さを重く感じる男性もいそうですよね。恋の道は難しい！次回も楽しみにしています！ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 0cad052d81 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - おはようございます。やばい。と無理。しか言ってない(という印象ww)櫻井くん堪らない(泣)好き(泣)次の更新は違う意味でﾊﾗﾊﾗするの分かっていても楽しみにしてます！もう1回読んでこよう♪ (2021年2月26日 10時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
コズ(プロフ) - 待ってました！待ってましたとも！しょっしょっしょうさーーーん！やべえ！なんだこれ！って心の呟きが全てリアルボイスで再現されててニマニマ読んでました！ヒロインちゃんが葛藤していた時に翔さん脳内はずっとやっべ！やっべ！ってお花畑だったんですね♪堪らん！ (2021年2月26日 9時) (レス) id: b75159ca86 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！この時の翔くんはこんな気持ちだったんですね…！幸せそうな様子にこちらまで幸せな気持ちになりました。 (2021年2月26日 4時) (レス) id: fe478f12ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月18日 0時
