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櫻井くんは涼しい顔で、むしろご機嫌で唐揚げとかを食べてビールを飲んでる。
ムカつく。
開き直っていっぱい飲んでやった。
足りなくなったら、ねぇ、買ってきて？たりないよねぇ？とか甘えてやった。
しかたないなぁって櫻井くんが山ほどお酒を買って帰ってきた。
これ全部飲んだら明日キツイぞ？というレベルだけど飲まなきゃやってらんない！
調子に乗っていろんな話をしながら飲んでたら、だんだん力が抜けてきた。
私は酔うとぐにゃぐにゃになるタイプだ。
普段は足腰に来るから飲みすぎないようにしてる。けど今日は横にベッドがあるからもういいや。
「おふろーに、はーいーらーなく……ては」
「Aベロベロじゃん」
「だいじょうぶ、まかせなさい」
「まかせらんねーよー」
「まだいける」
「もう無理じゃね？」
「うるさいぞ」
「あーもー……珍しくない？こんなになるまで飲むなんてさぁ」
「さっきの櫻井くんがムカつくから飲んで忘れるの！」
「あ、やっぱ怒ってんじゃん」
櫻井くんがニヤニヤ笑った。
「おこってません」
「怒ってる」
「からかわれてムカついてるだけ」
「それを怒ってるというのでは？」
「じゃあ怒ってる」
「ほらみろー」
なんだこの意味のない会話。
「見つめ合った程度では……手を握った程度では……これしきのことで心が動くわけない」
「そうかなぁ、俺はほんのちょっぴりドキドキしたのにー」
「えー！うそつくなー」
「ばれたかー」
「あ！うそだったのか！むかつくう」
「嘘じゃないほうがよかったの？」
「嘘じゃなかったら嘘ってことにしてもらう」
「ん？ん？……まぁいいや」
酔っぱらいの意味のない会話。
もう普通に座ってらんない。
ソファの上で足を抱えて背もたれに頭を乗せて目を閉じる。ふわふわしてる。
「で、俺に色気は……」
「しつこいぞー」
「そうだよ、俺はしつこいんだよ」
「櫻井くんの色気……」
「うん」
「櫻井くんの色気……」
「うん」
「櫻井くんの……色気……？」
「こら寝るな」
櫻井くんが私の頭をわしわしした。
「櫻井くんの……」
「お前酔わなきゃそんな目で見れないって言ってただろー」
「言った」
「今酔ってるから聞いてみようかなと思って」
「聞きたいの？」
「聞きたい！」
櫻井くんの目がキラキラした。
なんでこんな聞きたがるの。
「櫻井くんは……まずいよ」
「なにが？」
「やばいんだよー」
「なにが！」
櫻井くんがくすくす笑ってる。
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yuuuuuuuuri1226(プロフ) - 8ページの深呼吸のところが新呼吸になってます！ (2021年3月7日 0時) (
レス) id: a7c2ae121f (このIDを非表示/違反報告)
コズ(プロフ) - 更新に全く気が付かず出遅れるとは！越えたかー！越えてしまったのかー！ここから友情に…むっ難しい…どうなるんだろうか…ドキドキ (2021年2月1日 23時) (レス) id: b75159ca86 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - キュンが止まらなくて困りますよこんなの！次も楽しみにしてます！！！！ (2021年1月31日 16時) (レス) id: 1b6c03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - もうドキドキが止まらない！サイコーです。よしのさんありがとう！ (2021年1月31日 16時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
shi(プロフ) - よしのさんありがとうございます！！翔さんありがとう！！切ない気持ちがまたいいですね！移行通知くるの待ってますね(^^) (2021年1月31日 12時) (レス) id: 4f699932a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年1月25日 0時
