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疑問に思いながら部屋に戻って熱いお風呂に入って、なんだか頭痛がしたから鎮痛剤を飲んでもう一度ベッドに入った。
どういうこと？
どういうことだろう。
少し眠ってお昼ごろ起き上がって、スマホを見たら着信とメールが来てる。
二宮さんだ。
折り返しかけてみることにした。
コール2回で出た。
「もしもし？」
「今どこ？」
「家ですけど……」
「昼飯食った？」
「まだです」
「行くぞ？10分で用意して」
えええ！
なんて横暴な！
仕方なく適当にメイクしてデニムパンツとニットとか超適当な格好で外に出る。
マンションの下には二宮さんがいた。
「おせーよ」
「10分で出てこれたことを褒めて欲しいくらいですけど」
「じゃ、いこ。ファミレスでいいよね、ドリンクバーあるしいい感じにうるさいし」
ん？なに！
でも二宮さんは言い出したから聞かないから。
仕方なく着いて行く。
駅前のファミレスに入ってパスタとかを注文して目の前に座る二宮さんを眺めた。
好きだなぁと思ってたけど、今はもう。
たった一日で見える世界が変わることもあるんだなぁって不思議。
「ある奴がどうしてもAに確認したいことがあるって言って俺に連絡が来た」
「ある奴？」
「もうすぐ来るよ」
二宮さんが面倒くさそうにボーッとしてる。
「飲み物とってきます」
「じゃあコーラでいいや」
「はーい」
飲み物2つ持って戻ってきたら、二宮さんが私をボーッと見た。
「なんか違う」
「え！」
「A、なんかヘラヘラしててキモい」
「キモいってひどー！あ、そうだ二宮さん！私彼氏ができました」
「誰よ、710号くん？」
「はい」
「前も思ったけどいつの間にかそんな進展してたのねー」
「そうなんですー、あの二宮さんが家にきてくれた日あったでしょ？あの次の日会社迄迎えに来てくれて」
「ふぅーん、その前に私の会社ここなんですー！ご近所ですねーみたいなやり取りがあったわけね」
……あれ？待って？
私、相葉さんに、自分の会社言ったっけ？
あの近くの山風ビルの、とか言う前に、七階について櫻井さんに会ったから確か言えずじまいだった。
だって、うちの会社どこか言えなかったやって思ったのを覚えてる。
知り合った人がなんの仕事をしてるかって気になるよね？
どうして私の会社を知ってたんだろう。
見かけたことあったのかな？
多分そう。
そうだ。
でも、近くなの？って驚いてた。
……どういうこと？
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月31日 12時
