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五分くらいたって、メグちゃんが戻ってきた。

「どうだった?」
「怖くて見れなくて時間かかった」
「……みた?」
「なんの反応も、なかった」
「つまり」
「陰性なのかな、3日後にまた試す……」

ほー、っとため息が出た。
とりあえず、今のところは陰性ってことだ。


ピンポーン。
タイミングよく、吉沢くんたちが来たみたい。

「部屋に入ってもらう、待ってて」
「……あ」

ドアを開けたら、吉沢くんが、よお、って感じで笑って、その後ろに田村くんがいた。

「田村くんに話がある」
私の怖い顔に、田村くんが眉をふっと寄せる。

「え?なに?」
「入って。私の部屋にメグちゃんいるから」

田村くんが困った顔して、お邪魔します、と言った。

「おれは?」
「吉沢くんは……」
「一緒でもいい?」
田村くんに吉沢くんが聞いて、何も知らずに田村くんはうん、と頷いた。

いいのかな。
でも親友みたいだし。

部屋に入ったら、メグちゃんはやっぱり膝を抱えて小さくなってる。

「どうした?」
「しゅうちゃん……」

メグちゃんがウワーン、って泣きだした。
吉沢くんがギョッとしてる。

「え?なに……」
メグちゃんが手に持ってる説明書と検査薬の箱を見て、田村くんが絶句した。

吉沢くんもすぐそれに気づいて、え?って声を上げる。

「まさか……試した?結果は?」
田村くんが必死にメグちゃんを見下ろす。

「まだ1週間経ってないからハッキリわかんない、けど今は、陰性で」
「ハッキリわかるのは?」
「一週間後、ってことだから、三日後」
「病院行こう」
「え、待って」
「行こう」

田村くんがメグちゃんの手を握った。
「でも待って?俺のねーちゃん検査薬でうっすら陽性出て病院行ったけどまだわかんないからもう一週間待てって言われてたよ?」
吉沢くんが、平然とそう言った。

「え?」
「今陰性でしょ?来週もう一回来いって言われて終わりだよ?」
「そうなの?」
「うちのねーちゃん、二人共そんなこと言ってた、あ、言っとくけど、ねーちゃん二人共もう結婚してて子供もいるよ?」

5つ上と7つ上の姉貴がいて、って言いながら、吉沢くんがたい焼きをメグちゃんに渡す。

「あ、ありがと……」
「Aもハイ」

私の部屋に入って吉沢くんが座った。

「Aの部屋……」
ちょっと恥ずかしそうに笑って、たい焼きをもぐもぐしてる。

しーん。

沈黙を吉沢くんが破る。
「どうすんの?」
「……」

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作者名:よしの | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年5月31日 0時

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