検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:82,793 hit

#30 ページ32

ペケたんside


俺は家につくと玄関でしゃがみこんだ。


そして、真っ白な便箋を見つめる。


読みたくない。


でも、今読まないと後悔する。


勇気を振り絞って便箋を開いた。


【 ペケたんへ。

俺の癒しのペケたん。元気??

歌は上手くいってる?

ペケたんとは、歌好きっていう共通点があったね。

すぐ意気投合したよね。

かわいいペケたんが大好き。

これからも可愛いペケたんでいてね。

ナルシストにはならないでね(笑)


ばいばい。】



俺は声を殺して泣いた。


泣きつかれたか、そのままベッドにダイブをして寝てしまった。


夢の中で薫とカラオケをしているところを見た。


これが現実だったらいいのにと心から思った。



朝起きて、気がついたら頬が濡れていた。

#31→←#29



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:シルクロード , Fischer's , フィッシャーズ   
作品ジャンル:泣ける話
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彩楓 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/myeighterot/  
作成日時:2017年8月13日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。