思い3 ページ22
なんで?チトセも…?
「なんでそんなこと…」
「俺も同じだから。同じだからだよ。」
あたしの言葉を遮るようにそういった。
「俺はもうこんな日々、繰り返したくない。」
寂しそうなその表情に息を呑む。
「俺は…お前が好きだ。」
「アイツに気があるのはしってる。」
「それでも俺はお前が好きだ。」
「諦めるつもりなんてみじんもねぇ。」
ポツリポツリと話している。
「毎日、辛い思いさせてすまなかった。」
「でも、これで終わりにする。」
なんで…
なんであんたは
そうやって1人で終わらせて
あたしの気持ちも無視して
そう思うと沸沸と怒りがわき上がってくる。
「あんたさ、なんでそうやって1人できめちゃうの?!あたしの気持ちは無視?!確かにキースは好きだけど、そんなんじゃない!あたしはあんたのことが…!」
あ…やばい。ついポロッと。
そっとチトセの顔を見る。綺麗な蒼色をした瞳がま真っ直ぐ見つめてくる。
「俺が…なんだよ」
かぁ〜っと顔が熱くなるのが分かる。
最後の手段。窓から飛び降りてホウキで逃げよう。
そうしようとグイッと引っ張られて尻もちをつく。
「逃げんな、 。」
とうとうあたしは返事をするしかなくなった。
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frisk - 面白いです!キースルートが気になるので更新頑張って下さい!!! (2017年10月7日 11時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 面白かったよ!ちなみに私、『らくだい魔女とサンリア星のプリンセス』っていう小説かいてるんだけど、よかったら読んでね!駄作だけどっ! (2017年6月24日 0時) (レス) id: 9a7c77ba50 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 寧々姫さん» 頑張って書きます!ありがとうございます! (2017年5月5日 14時) (レス) id: a1eae3cd32 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 魔理沙さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年5月5日 14時) (レス) id: a1eae3cd32 (このIDを非表示/違反報告)
寧々姫 - 私も続きが見たいです! (2017年5月3日 15時) (レス) id: c492ea5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ | 作成日時:2016年10月6日 19時