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両親が迎えに来るまでの間、人形・おしゃべりみーちゃんを使って遊んでみる
「っ！ お母さん来たよ」
〈二宮には見せなかった笑顔と共にひなのちゃんは巣立っていった〉
「良かった〜、あれ名前書いてなかったらマジ危なかった
じゃあ……
行く？」
D「いや、早いです、早いです
どうですか、こども？ 1年振りですけど」
「いや、初対面ってやっぱ厳しいよね、さっきの女の子なんか俺への警戒心すごかったもん」
D「来年には二宮さんも父親になられますけど」
「俺、自分の子どもは大丈夫だと思ってるよ？」
D「その自信はどこから？」
「自分の親にあんな警戒心抱かないでしょ、だって」
D「それは分かんないですよ、二宮さんの接し方次第です」
「ふはっ、まあまあ、そうだけどさ
俺だけじゃなくって、ほら、奥さんの血も入るから、きっと大丈夫よ」
D「中村さんの血が入ってれば」
「そう、絶対、Aがうまく育ててくれる」
D「二宮さん、子育てする気あります？」
「あるよ！当たり前じゃないか」
D「いま、完全に奥さん任せにする感じの言葉でしたよ」
「出てた？ まずいな、でも主体はAにしとかないと俺が主体で育てたら、すごいやる気のない子どもになりそうじゃない？」
D「はははっ」
〈二宮は帰ろうとするが迷子は待ってくれない〉
食べかけのアメリカンドッグを片手に号泣する男の子が登場
男の子「うわぁ〜ん、わぁ〜ん」
「ふふっ 満点の登場じゃないか！」
「誰と来た？」
男の子「パパ〜」
「ふふっ、と？」
男の子「パパだけ〜」
「パパだけ？ お名前は？」
男の子「○▲※□〜」
「……海掃除？」
男の子「▲□※★〜」
「……うじぞうじ？ うじそうじ？」
男の子「違う！」
「あっははは、うそ、ごめんごめんっ」
男の子「パパ〜」
「パパと来たね、すぐ見つかるよ
これどうしたの？ パパに買ってもらった？ パパに買ってもらったのね？」
「どこにいたら急にいなくなったとか分かる？」
男の子「おイスに座ってたら、パパがクレープかいにいくから、ちょっと待っててねって言ったの」
「うん」
男の子「だけど、クレープのとこ探しに行ったらいなかったの」
プールスタッフ「お父さんいらっしゃいましたー」
「よかった〜、お父さん すいません」
男の子「どこいってたの〜？」
・→←家族というもの link嵐にしやがれ（2018.9.8)
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作者名：water lily
| 作成日時：2018年12月31日 15時
