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ただ、雪が降っている。


辺り一面の血を隠すように。


彼女を守るために。


悪夢のような現実から、目をそらす。

叫ばないように。泣かないように。

この現実から、逃げるために。




ただ、雪が降っていた。執筆状態:連載中




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作者名:吉吉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Raino/  
作成日時:2020年8月24日 19時

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