06. ページ7
⚪︎
一人残された部屋で寝転がる。
こんのすけは私に部屋を案内すると、走って戻ってしまい、残された私は適当に片付けを済ませ今に至る。
『……死にたい』
目蓋を閉じれば、つい昨日までの事が思い出されそのなかから唯一気がかりの事を思い出す。
政府は任せてくれと言ったが、本当に任せても大丈夫なのかと心配になる。
『……何も、されて無ければ良いけど』
管狐「何がです？」
ガバッと起き上がり声のした方を見ればこんのすけが。
なんだこんのすけかと、安心すると身体を伸ばす。
『なんでもないよ』
管狐「そうですか。今日はゆっくりとお休みになられて下さい。それからこれからの予定を申し上げますと、明日から主さまは学生なので、今まで通り学校に通って貰います」
『…此処とあっちを行き来するって事ね』
管狐「はい、それ専用の装置がありますので此処に置いときますね。これは貴方様と刀剣にしか見えない物なので、首にかけていても大丈夫です」
そう言って置いたのは時計のような小さなネックレスで、普通に着けていてもただの飾りにしか見えない作りだった。
「ふーん、こんなのが」とプラプラと振らせば壊さぬようにお願いしますね、とこんのすけに釘刺される。
そして用は終わったのかこんのすけは居なくなり、本格的に暇になった。
『……寝るか』
そして目を閉じて眠る事にした。
ドスンっと上に何かが乗ってきたが、気にしない。
気の所為だとしておこう。
そう思っていたが顔を舐められては目が覚める。
『…は？猫？』
虎「ナァーゴ…」
『どっから……』
首を傾げて襖を見ると隙間があり、そこかは入ってきたのだとわかった。
そしてこの猫もきっと刀剣が育てている子だと考え、撫でる。
『こんなところ、いない方が良いよ。飼い主が悲しむから』
そう言うが猫はスリスリと頭を擦り付けてくれば、随分と太い声で「ナァーゴ」と鳴いた。
ほんとうにお前は猫なのかと思ったが、流石に虎を飼う分けないだろと言い聞かせる。
『取り敢えず、飼い主に返すか』
虎を抱き上げて、審神者部屋と書かれた札がある場から出た。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
