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。
目の前でばさばさと
そして自分の右側に座ってのほほんとしている三日月宗近様。
『…どういう、？』
三日月「お主は黙って静かにしていれば良いのだ」
ニコニコとして言われては「あ、はい」と何も返せなくなる。
昨日の可愛らしく、優しげな彼は気の所為だったのかと思ってまうくらいに、何を考えているのか全く分からない。
それこそ、昨日のは夢だったのだろうか。実は疲れてそのまま寝てしまい、都合のいい夢を見ていたー…可能性も有り得る。
それはそれでショックだが……。
想像で夢の中で勝手にニコニコと微笑まれたりして現実と理想をごちゃごちゃにしては可愛いなとか思っていたのは、流石に夢の見すぎだろう。
「＿＿＿＿よし、これで終わったよ」
ほんとに笑えない夢を見たんだ。それならこの隣で座る意図の読めない三日月様の微笑みとか、目の前の謎の儀式にも納得できないけれど、納得はできる。
矛盾しているけれども。
「……おーい、聞こえてるかい？」
「お祓いは失敗でもしたか？」
まぁ、仕方ない。そんなホイホイと仲良くなるとか可笑しいし、それに、《全てを忘れて仲良くしましょー》とか、《私は敵じゃないし仲良く平和にすごしましょ》とかは私のキャラじゃないし。
「全く聞こえてないみたいだね」
「あぁ。どれ、俺が少し」
まぁ、半年ここで生きてければそれで大丈夫だろう。半年＿＿＿たったの6ヶ月。それだけで、私は
「聞こえてないのか？」
ぴとっと首に当たる冷たい金属に、意識は目の前の彼に移される。
そして自分の置かれている状況を悟ると、緩む頬を何とか抑え、話しかけられていることに気づかなかった事に対する謝罪を、、
『……すっごい大歓迎なんですけど。いまこの刀でスっと首を＿＿＿＿すみません、声をかけられていたのに気づかなくて』
三日月「はっはっはっ……変わらずのようだな」
刀を納めた彼、三日月は「冗談だ」と言ってはくつくつと笑う。
冗談だったのかと落胆してしまう自分は、とても変態なんだろうと思う。
ふと、顔を上げて三日月を見ると彼はじっと私を見つめている。
何を考えているのだろうと見つめ返すと、微かに薄い唇が動く。
三日月「……そう簡単にはとれぬか」
『え？』
何と言ったか聞き取れず首を傾げると、彼は微笑んだ。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
