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三日月side
審神者……小娘をこれまで来た審神者の顔を重ね見つめる。
三日月「救う助けるなどと言うが、そんなものは嘘だ。初めだけで、最後には身体を求める。短刀達を煩わしく思った者は、ボロボロになっても出陣を折れるまで続けさせる。
俺達が見てきた審神者は皆、同じだ」
三日月「……審神者はな、皆初めこうしたら嫌だと言うが、後から本性が現れ何度も、何度も、求めてくる。
隠さなくても、バレているぞ」
『…てる』
三日月「…なに？」
微かに動いた口から発せられた声。
そして審神者の顔を見れば先程までは人を恨んでいたのが分かるほどに、怒りを含んだ瞳だった。
だが、今は目元を和らげ優しい瞳を向けている。
『似てる』
三日月「…似てる、だと？」
小さな口から聞こえた言葉に、顔を顰める。
何を言ってるんだと、お前と何処が似てるんだと、問いたくなる。
そんな俺を見てか、審神者は手を伸ばし頭に手のひらを乗せると優しく撫でた。
『……護りたいモノがある同士、分かり合えるのかもしれませんね。私も、貴方達と似てるから』
『でも、私はコレを望んでない。貴方もしたくてしてる訳では無い…だったらやめて下さい』
頭を撫で続けていた手を止め、真っ直ぐに見つめられてしまう。
『こんな事をされても、私は審神者を辞めませんよ。私も、この行為には慣れてるので。
そんなにしたいなら良いですよ、それで三日月様の気が済むなら。でも、嫌な思いをしてまでする事はないと思います』
三日月「……同情なら」
『同情なんか、してやりません』
陽気に笑い、あっかんべーをする審神者を見て、溜め息が出た。
そして服の中から手を退け、服を整えてやる。
『…別に整えるなんてしなくて良いですよ』
困った様に微笑む審神者をじっと見つめ、下腹部に手を添えると強ばる審神者の身体。
そこを服の上から優しく摩り、体内で蠢く穢を見つめる。
『っ…汚れて、るので触らない方が』
三日月「汚れている、か……ならば俺も同じだ。
この穢れは誰にされた？」
ピシリと顔が強ばる審神者を見逃さなかった。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
