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どうしたんだと首を傾げ、いつも通りを装う。
悟られぬよう、気づかれるように。
だが、彼はわかっているかのように目を細めると微笑んだ。
三日「審神者の帰りが遅くてな、心配していたんだ」
『……そう、ですか。学校が遠く長い時間かかるので遅い時はこれくらいの時間に帰ると伝えておけは良かったですね』
そう言って横を通り過ぎようとすると三日月は隣を歩いた。
三日月「そう警戒しなくても良い、荷物を持とうか？」
『大丈夫です』
持とうとする手を押し退けて言うと三日月は一瞬だけムッとするが微笑み「そうか」と言った。
そして玄関から中へ入り部屋に向かう。
広間を通り過ぎようと、いくつもの部屋を通り過ぎようと三日月は一歩後ろをずっと着いて来る。
審神者部屋の一歩手前で立ち止まり話しかけた。
『……他の皆様は？』
三日「心配しなくとも皆もう眠ったさ。俺は審神者に少し用が合ってな」
皆がもう寝たならお前も寝ろよ、と思ったがバレないように微笑んで「そうなんですね」と返す。
腹のそこから込み上げてくる吐気を我慢し、審神者部屋に三日月を招き入れる。
荷物を置いて用とはなんだと問いかけようとした時に腰に腕が回る。
それにぴしりと身体が固まった。
『あ、の……』
三日月「言わずともわかっている。コレを、お主も望んでいたから招き入れたんだろ」
三日月は妖しく笑うと身に付けていた上着のファスナーを下げた。
慣れた手つきで身に纏う生乾き……濡れたままの制服の中に手を入れる。
そこまでして漸く、ナニをされるかわかった脳は警告信号を出し、制服のしたで蠢く手に私の身体は更に吐気を増した。
コイツらもそういう生き物なのか。とそう思ってしまえばフツフツと怒りと吐気が込み上げ、口にしていた。
『……そうやって、人を性処理道具にして…気分はどう？スッキリする？』
ピタリとまさぐる手は止まり、三日月はじっと私の目を見つめた。
『真逆、神様までそういう事をするとは思わなかった』
『望んでもない事をされる人間の気持ちがわかる？』
奥歯を噛み締めて、睨みつける。
三日月はじっと私を見ていたが漸く、口を開いた。
三日月「それは、お主ら人間も同じ事だろう？
何時からか此処に来る審神者は皆初めは助けるなどと、救う等と言っていた。だが、結局はそれは初めだけだった」
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
