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⚪︎
元の家に帰れば、小さな靴が。
『ただいま』
「お姉ちゃんっ！お帰りなさい！」
ドタドタと階段を駆け下りてきた妹はギュッと抱きついてきた。
そのまま一緒にリビングへと向かい、冷蔵庫を開ける。
「お姉ちゃんお仕事どうなの？」
『……ボチボチかな。でも、お金が貯まったら一緒に家を出て暮らそうね』
「うんっ！」
嬉しそうに笑う妹を見ては微笑み、作り置き用のご飯を作り始める。
妹は椅子に座ってニコニコとしながら私の動きを見ていた。
『…父さんに何もされてない？』
「パパ？大丈夫だよ！お姉ちゃんのご飯のおかげでまだ怒られてないし…それに洗濯物もお風呂掃除もできるからちゃんとやってるよ」
『そっか。ごめんね…まだ遊びたい筈なのに…』
「良いのっ！今日は一緒にご飯食べたいな……」
『そうだね、リビングの掃除もしないといけないし。久しぶりに××の好きなハンバーグでも作ろうか』
妹は「ヤッターっ！」と喜ぶとスキップしながら洗濯物干しに向かう。
その姿を見てはホッと安心してご飯を作り続けた。
ご飯を作り終えて、作り置きの物も明日の父親の弁当も作り終えると丁度帰ってくる。
洗濯物、お風呂掃除、夕飯……やる事は終えたから大丈夫だと思ったが一つだけやり残した事があり、心臓がドキッとはねた。
「ただいま」と言って帰ってきた父を見てはバレませんようにと祈り、出迎える。
「A居たのか」
『うん、ご飯出来てるよ』
「久しぶりのお姉ちゃんのご飯だからな。××も嬉しいだろう」
ニコニコと微笑みそう言った父親はリビングに入る。
そして一瞬だけピタリと動きを止めたが、微笑みながら夕飯の席についた。
バレてない、そのことに息を吐き出しては妹も呼んで夕飯を食べた。
その後も家族らしい、会話をしながらお風呂も終えて妹は先に寝てしまう。
私もあっちへそろそろ帰らなきゃと思い準備をしていると名前を呼ばれてしまう。
『な、に…？』
「久しぶりにお父さんと話でもしよう」
良くもまぁそんな事がいえるなと思ったが、逆らっては何があるか分からない。言われるがままに近くによると頬を叩かれた。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
