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ちびちびと歌仙と宗三が用意したホットミルクを飲む審神者と隣で静かに茶を飲む鶯丸。
それから知らないうちに広間に増えた刀剣達も審神者を見守る。
鶯丸「…美味いか？」
『うん』
鶯丸「そうか」
歌仙「口に合ったようで安心したよ、色々と料理本を読んでいた甲斐があった」
口の上に牛乳が着いてるのを見て歌仙はそれを拭いてあげ、キョトンとした顔で審神者はお礼を言う。
すると追いかけに来たであろう慌てた太鼓鐘が現れ、審神者と目が合った。
太鼓「あー！！主、やっと見つけたぜ」
『！……行かない、ヤダ』
太鼓鐘が追いかけてきた事を悟ると立ち上がり距離をとる審神者。
そして審神者との距離を縮めようとジリジリと迫る太鼓鐘は、ちゃぶ台の周りをちょっとづつ回るように動いていく。
倶利「おいっ、待つんだ」
宗三「ちょっと、少しは落ち着いて話を」
歌仙「あぁ、主こっちにおいで」
太鼓「大丈夫だから、な？」
『いやっ……絶対連れてくもん』
イヤイヤと首を振る審神者に全く周りの声は聞こえておらず、審神者と太鼓鐘の攻防が広間で繰り広げられる。
今剣「なにをばたばたしてるんですか？」
堀川「見つけた！主さん！」
広間のバタつきに徐々に集まる刀剣達と審神者の保護者。
堀川や加州の姿を見た審神者はまた瞳に薄らと涙を溜めてはフルフルと首を振る。
『……っ！！いや！』
逃げ回る審神者が最終的に助けを求めに向かった刀剣は、たまたま通りかかり様子を見ていた一期一振、そして骨喰だった。
審神者は二振りの後ろに隠れたと思えば骨喰の足にしがみつき懇願するかのような目で見つめる。
骨喰「ど、どうすれば…」
一期「ふむ…多分だけれど、失礼します主」
ふわっと審神者を抱き上げた一期は一瞬だけビクッとして固まる審神者を、骨喰に託すと審神者ぎゅっと骨喰にしがみついた。
プルプルと小さく震える審神者に気づいた骨喰は背中を一定のリズムで優しく撫でる。
一期「……とりあえず、話し合いましょうか」
堀川「…そうですね」
こうして鬼ごっこは落ち着いた。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
