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おぼつかない足取りで走る審神者はとりあえず隠れる場所を探し走り回る。
そこへまた、声を聞きつけたと思われる刀剣が。
江雪「…どうしたのですか？」
『……』
宗三「何故泣いてるんですか？堀川達は」
『……逃げてきた』
ホロホロと泣きながらギュッと寝間着の裾を握る審神者を見ては宗三はしゃがみ目元を布で拭う。
宗三「何があったかは分かりませんけど、あまり泣くと目が腫れますよ」
『…嫌なんだもん』
ムスッと頬を膨らませてる審神者に宗三と江雪は顔を見合わせると江雪が審神者の頭を撫でた。
江雪「感情を表に出すことはいい事です」
宗三「それにしても、あなた髪の毛が濡れたままここまで来たんですか？夜はまだ肌寒いのに何してるんですか全く……」
宗三はヒョイッと審神者を持ち上げ｢身体が冷たくなってます｣と言いながら江雪と歩き出す。
宗三「燭台切か歌仙に温かいものを出してもらいに行きましょう」
江雪「……和睦ですね」
審神者と宗三を見ながら江雪はそう言い優しく微笑んだ。
歌仙「おや、珍しいね」
宗三「身体を冷やしてるので何か温かいのありませんか？」
歌仙「そうだね、何か苦手な物はあるかい？」
『…ないよ』
首をブンブン振る審神者に歌仙は微笑むと座って待っててと座布団へ誘導し座る審神者を見てから準備をし始める。
歌仙「それで、彼等が居ないけど何かあったのかい？」
宗三「さっぱりです。ただ、逃げてきたと言っていましたよ。後は嫌だったと」
歌仙「うーん……これは保護者殿に事情を聞くしかないようだね」
茶を飲んでいた鶯丸と江雪の間に座り縮こまる審神者は顔をムスッとさせており、その顔を見てはクスっと少しだけ笑ってしまう。
感情が少しでも表に出るようになり良かったなと思いながら、歌仙は宗三と手際よく温かい飲み物を用意した。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
