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顔を上げて声のした方を見るとそこには目を見開いて驚く大倶利伽羅がいた。
そして審神者が手を伸ばすと脇を抱えて持ち上げる。
伽羅「……もう大丈夫なのか？」
『伽羅ちゃ……伽羅ちゃん』
何度も頷いて大倶利伽羅を呼ぶ審神者を見て、ホッとした顔をする大倶利伽羅。
そしてギュッと抱きついてグズグズと泣き出す審神者。
すると大倶利伽羅が曲がってきた方から他の刀剣達も歩いて来た。
燭台「伽羅ちゃん突然走り出してどうした……主っ！？」
鶴丸「こりゃ驚いた……堀川達が泣いて喜ぶぞ」
そして2振りに気がついた審神者は片手を必死に伸ばすため、大倶利伽羅は燭台切に審神者を預ける。
そして触れられる距離にいる鶴丸の頬をペタペタと触り鶴丸は｢擽ったいぞ｣とその手を優しく握る。
すると審神者は安心したのかギュッと抱きつく手の力と鶴丸の手を握る手に力を込めた。
2振りは今まで審神者にそんな事をされた事もなかった為にぶわっと桜を散らす。
桜を散らす2振りを見た大倶利伽羅は小さく舌打ちをすると燭台切が抱える審神者を持ち上げた。
燭台「あぁ……伽羅ちゃんっ！」
鶴丸「酷いじゃないかっ！漸くおチビと会えたのに」
伽羅「ふんっ」
顔を背ける大倶利伽羅の服を引っ張る審神者。
伽羅「どうした？」
『…広間、行く』
燭台「堀川くん達に会いたいのかな？」
こくこくと頷く審神者を見て、大倶利伽羅はそのまま抱き上げたまま広間に向かう。
そして大倶利伽羅達が去った後に短刀達は本殿に辿り着いた。
太鼓「主がいないっ！？」
管狐「堀川殿の元ではないでしょうか？主様の気は感じますし…」
薬研「となると……広間か？」
今剣「はやくいきましょう！」
そして縁側から上がり広間へと向かう短刀達。
すると短刀達の姿が見えなくなった時に縁側を通る者が一振。
「この後は洗濯を……なんだこれは」
その者の視線の先に入ったのは散乱し脱ぎ散らかされた靴たち。
彼はため息を吐き出すと大きさからして短刀達かと考え、洗濯カゴを持ったまま何処かに向かって行った。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
