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7:元カレとの再会 ページ7

今日も吉原から地上へ遊びに行く。


実は吉原とは別に地上にも家があって、今日みたいにたまに確認をする。あ、掃除もしなきゃな。


吉原ではほぼ月詠と2人暮し状態だから毎日がハッピー。


そんなことを思いながら家に向かっていると、


ドンッ


人にぶつかってしまいその反動で手に持っていた煙管を落としてしまった。


なんか最近よく人とぶつかるな…変な呪いでもかけられてるのかな。


「ごめんなさい、お怪我はないですか?」


ぶつかってしまった相手にそう聞くと、


「いえいえー、大丈夫です。お気になさらず」


と私の煙管を拾い上げて言った。


「これ、アンタのだろ?」


私は差し出された煙管を手に取る。


「あ…ありがとうございm…えっ?」


その人の顔を見上げると、見覚えのある顔だった。


見覚えのあるというか見覚えしかない顔。


銀髪の天然パーマに赤い瞳…


その姿に驚き目を見開いて、手にある煙管をまた落としそうになる。


忘れるわけがない。


ずっとずっと探してた人…


「銀時…?」


「は?なんで俺の名前知ってんだ?……ッ!?」


銀時は死んだ魚のような目で私を見て首を傾げたが、すぐに目つきが変わり私と同じように目を見開く。


「なっ…お前……Aか?」


「10年振りだね銀時…」


泣きそうだったが必死で涙を堪える。


「そ、そうだな…元気してたか?」


「見ての通り元気。銀時は?」


「ぼちぼち、かな」


「そっか」


話が一段落ついた所で銀時が あのよ と小さく口にする。


「外で立ち話もアレだし…俺の家来るか?」


ともじもじしながら言う銀時。


え、なにコイツきも()


「マジで?全然行くけど」


「行こうぜ」


そう言って腕を差し出す。


パシッ


それを払う私。


「私が簡単に腕組みでもすると思った?」


私は口に弧を描きながら言った。


「いっや〜?全然?1mmも思ってなかったですけどぉ〜??
別に10年前より柔らかくなってんじゃねェかな〜?なんてひとつも思ってないですけどぉ〜???」


目を泳がせながら言う銀時。


はい嘘♡


わかってたけど。


「なーんてね?冗談冗談♡」


そう言って今度は私が銀時に腕を差し出す。


「やっだぁ〜Aイケメン♡」


と言いながらすごい勢いで腕に抱き着いてくる。


あれ、コイツこんな奴だったっけ。


そう思いながら銀時の家へと向かった。


あ、流石にずっと腕組んでるのはきもいからすぐ解いたよ♡

____
1話に纏める予定でしたが無理でした(白目)

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作者名:麻香 | 作成日時:2018年10月21日 0時

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