第41話 ページ45
刹那、虎杖が東堂の頭を両手で掴んで顔面に膝蹴りを入れる。それと同時に真希が合図を出した。
「散れ！」
作戦通りにA達は、伏黒班・パンダ班の二手に分かれて散開した。伏黒班には、伏黒・真希・Aが。パンダ班には、パンダ・狗巻・釘崎だ。近・中・遠で攻撃が可能な二班に分かれて呪霊を払っていく。当然、それを妨害してくる京都校との戦闘もあるだろう。
「東堂一人だけでしたね」
「加茂と東堂じゃ波長合わないからだろ」
「やっぱ悠仁に変えて正解だったな」
呪霊を捜しながら森を駆けていく三人だったが、伏黒が立ち止まる。不思議に思ったAと真希も一緒に立ち止まった。
「どうした恵」
「変なんだよ。虎杖と分かれたあたりに京都校がまとまって移動してる、全員揃ってる可能性もある」
「そっちに二級呪霊がいるってことか？」
「いや、二級なら余程狡猾でない限り玉犬が気づきます。…
交流会において相手を殺すことはご法度だ、普通ならありえない。だが、今回はあり得る。何故なら、死んだはずの宿儺の器が蘇った、そして京都校の学長がその器の死をけしかけた保守派の藥巌寺だからだ。
「宿儺の器を消したいならそれくらいする可能性はあります。それに、京都校にはクソ真面目な加茂がいます。アイツなら藥巌寺の考えに賛同する」
五条の協力者で上層部や御三家の内情に詳しいAの意見を聞いた真希は、京都校の元に向かうことを伝える。交流会に力を入れていたAと真希に水を差してしまったと思ったのか、伏黒が謝罪した。
「すみません」
「何謝ってんだバカ。仲間が死んだら交流会も勝ち負けもねーだろ」
「虎杖は殺させないし、交流会にも勝つ。それでいこう、恵」
「…おう」
玉犬の嗅覚を頼りに京都校の元に向かって行く途中で、Aの携帯が鳴る。画面に表示された名前は釘崎だった。スピーカー状態にして通話ボタンを押した。
「野薔薇、どうした？」
「パンダ先輩が京都校の動きが怪しいから、私とパンダ先輩で虎杖のとこに向かうことになったの。狗巻先輩は呪霊狩り続行」
「丁度良い。私達3人も今、京都校の方に向かってる。京都校の布陣を崩して、連携させないようにしよう」
「了解！」
横を走っていた真希と伏黒にアイコンタクトをしながら通話を終えた。幸い、Aと伏黒の術式は攪乱にもってこいだ。術式で布陣を崩し、孤になったところを叩く。
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ヨッシー(プロフ) - 内水 眞衣香さん» コメントありがとうございます！五条先生凄かったですね！アニメではまた違う美しさがありました！呪霊側との接触も上手く書けるように頑張ります！ (2020年11月15日 11時) (
レス) id: 27a5e91788 (このIDを非表示/違反報告)
内水 眞衣香 - 五条先生は目隠しを外したら、雪のように白くて素敵だと思いました。真人も登場して、これからの活躍が楽しみです！^_^ (2020年11月15日 11時) (レス) id: 57a8ad7f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨッシー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時：2020年11月7日 20時
